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国献男子ほんわか日記113 東シナ海波高し 今こそ相互理解の努力を!

国際協力実践家 小島康誉

日中関係が危険水域へ入りつつある。昨春は「習近平国家主席の国賓訪日を」と改善に向かっていた日中関係も昨今多々報じられるコロナ・領土・新疆ウイグル・香港・米中対立問題などで再び停滞中。猛追する中国に危機感を持つ米バイデン大統領は同盟国などを総動員して対抗戦略を展開し始めた。

豪雨の石垣港で待機する巡視船(13.10.25揺れる船内より)

豪雨の石垣港で待機する巡視船(13.10.25揺れる船内より)

日本はアメリカの同盟国であり、中国とは歴史・領土問題をかかえ、難しいカジ取りが求められている。菅総理がバイデン大統領の対面会談第一号とはしゃぐ発言もあるが、外交はそんな単純なものではない。会うたびに「魚釣島へ上陸する」と息巻く友人がいる。「問題が複雑になるだけ。単純なものではない」と応じている。

中国海警局の船が日本領海に侵入と連日報道されている。海上保安庁の巡視船は「尖閣領海警備専従体制」で石垣港を基地として、北方約170㎞の尖閣諸島海域を守っている。東シナ海波高しである。こんな時こそ、相互理解の努力が求められる。

その一助になればと日本最大の中国情報サイト「レコードチャイナ」に今年1月まで1年間連載した拙コラム「一帯一路実践談」などを『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』と題して間もなく上梓させていただく。また日本で中国関係書籍出版や中国語サークルなどを通して長年にわたり日中相互理解活動を実践してきた段躍中夫妻から写真展や講演会の提案を受けている。

脱却!あおり〇〇

あおり運転が厳罰化された。あおり報道、あおり発言、あおりSNSも溢れている。「他人の不幸は蜜の味」とばかりのあおり報道、煽動するかのようなあおり発言、SNSや週刊誌は更に激しい。美白、老化防止と不安につけこむあおり広告も多い。

「ただいま新富士駅付近を通過中、左側に美しい富士山が・・・」(以上2点撮影:筆者)

「ただいま新富士駅付近を通過中、左側に美しい富士山が・・・」(以上2点撮影:筆者)

コロナ会見も「危機的」「逼迫」・・・と不安をあおるような言葉が並び、「コロナ不安症」患者を生み出している。あおり報道、あおり発言、あおり週刊誌、あおりSNS、あおり広告・・・あおり〇〇が急速増殖中。それにより行動を左右される人も多い。小僧もその一人で、認知症予防とのCMにつられてサプリ定期購入。効果がはっきり分からないのが敵の付け目だ。あおり〇〇には十分気を付けま~す。嗚呼ほんわかほんわか。(04/13記)

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『シルクロード・ニヤ遺跡の謎』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。