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国献男子ほんわか日記119 世界が称賛! コロナ禍での東京オリパラ開催!

国際協力実践家 小島康誉

世界で対立があふれている。日本と中国・ロシア・韓国とは領土問題解決せず、米中対立はますます複雑化し、クリミア沖ではロシアがイギリス駆逐艦に警告射撃を行い、アフガニスタンでのタリバン勢い増しにより中央アジア諸国では緊張が高まっている。イラン核問題、シリア内戦、イスラエルとパレスチナ対立・・・。独仏では反政権派が台頭し、英ではEU離脱で労働者不足が深刻化し、ハイチでは大統領が暗殺され、ミャンマーでは軍事政権が弾圧を続け、北朝鮮では抑圧強まり、南アフリカでは暴動が多発し・・・列挙すればキリがない。

それぞれの国にはそれぞれの「事情」がある。世界は正義や善悪だけでなく「国益」で動いている。それは経済力・軍事力・外交力・文化力・情報力などの総合戦略力で実現される。それぞれの国が国家の存続と繁栄をかけて戦っている。

日本でもコロナやオリパラで対立が増している。情報戦も激化している。情報戦の一例として「緑の狸同情票狙い劇場」がある。大手メディアが都議選で「都民ファースト」議席大幅減必死と予測する中、その設立者で特別顧問を務める小池都知事、突然の「過度の過労」入院。投票日直前退院し、「車に酸素ボンベを積んで」16選挙区に入り応援。議席は減らしたものの第二党を維持し「実質勝利」。確実と事前報道された「自公過半数」に届かず、自民党は小池氏にすり寄る慌てぶり。多くの人は「老獪・狡猾」情報戦に乗せられる。

あと一例は「飲食店悪者扱い」。コロナ対策として突然打ち出された「金融機関から酒類提供店への働きかけ要請」と「酒類卸業者へ飲食店への酒提供停止要請」が撤回に追い込まれた。業界はもとより身内の自民党からも批判され西村大臣沈没。情報がどうような反応を呼ぶか十分に検討されたとは思えない失敗例。多くの人は「自分の利害」に敏感だ。酒禁止でまたまた泣く銀座の店主、2人のことを「ズレ西ズル子!」と。

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国立競技場ちかくの青山高校の塀に飾られた児童生徒の作品(部分・撮影:筆者)

情報戦で日本は勝っているとは言えない。コロナ「緊急事態宣言」での東京オリパラ開催は諸国から「冷ややかに」見られている。いや国内でさえ「大変!心配!中止!」と感情論があふれている。しかしである。世界中がコロナで苦しむ中、陽性者を一定数に抑え込みつつ無観客でも開催する日本はスゴイとも言える。「パンデミックの中、無観客でも開催されたオリパラ」として歴史は評価するであろう。

各国ともコロナで困難な中、代表団を派遣。これも国際協力といえる。近代オリンピックの創立者クーベルタンは「オリンピックで重要なことは勝利することでなく、参加することである」と言った。今なら「参加するためには開催されることが重要である」と付け加えるであろう。世界がコロナ禍での東京オリパラ開催を称賛する日が来るだろう。(07/20記)

ありがとう こじ(ま)つけ

人生は「ありがとう」。嫌な相手でも心から挨拶する。勝手な言い分も無理にでも理解する。イライラしても我慢する。対立さけ共に生きる。相手を受け入れる。と、小島流でこじつけた。がしかし、我の強い小僧は中々実行できない。だから「ようにする」を付け加えた。

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小僧楽書:背景は新幹線からの夏空(撮影:筆者)

心から挨拶するようにする。相手の言い分を無理にでも理解するようにする。怒りたくなることも我慢するようにする。たとえ反対でも共生するようにする。良いことはもとより嫌なことも全ての全てを感謝で受け入れるようにする。嗚呼ほんわかほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『シルクロード・ニヤ遺跡の謎』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。