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国献男子ほんわか日記128 なぜ国際協力?なぜ中国?なぜ新疆?

国際協力実践家 小島康誉

11月16日(日本時間)バイデン大統領と習近平国家主席がオンライン会談。米中間の競争が衝突に発展しないよう対話継続で一致した。休憩はさんで3時間半行われ、世界が注目。当然ながら各論では双方の意見は異なった。国際協力実践家としての小僧が注目したのは両首脳のネクタイ。習近平主席は重要活動時に着用する中国共産党の党色である赤でなく、青。バイデン大統領は所属する民主党の党色である青でなく、赤。双方が相手側に気配り、両国外交の下準備の深さに感心した。

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米中首脳オンライン会談(新華社配信・新疆網より)

デジタル化の進展で、世界は益々複雑化している。国家・体制・民族・歴史・宗教・文化などにより考え方は異なり、世界では対立があふれている。それぞれの国内でも対立し、国家間でも対立している。列挙すれば本が何冊も書けるほどである。一例として日本を取り上げればパワハラ・虐待・いじめ・SNSでの中傷・・・コロナ禍でも各種対立が生まれ、「平和の祭典」とも称される五輪が「コロナ変異株の展示会になる」との陰謀論に踊らされた人たちが東京オリパラ反対を叫び、総選挙で政党勢力激変し某党は分裂ぶくみに・・・

一方、世界では協調もあふれている。個人や団体による各種の国際協力も少なくない。畏友U氏から頂くハガキは「国境なき医師団」のもの、京都・精華町を中心に国際交流活動や定住外国人サポート活動を展開している「せいかグローバルネット」・・・。国単位では日中韓など15ヵ国が署名した地域包括的経済連携(RCEP)が22年1月に発効し、アジア・太平洋地域に巨大経済圏が誕生する。経済や外交面のみならず平和を守る安全保障面でも日米安保条約を基軸として、昨今は英・豪・仏・独・加・印などと共同軍事訓練も行われている。中国はロシア・パキスタン・ウズベキスタン・タジキスタンなどと軍事演習、また「上海協力機構」や「一帯一路」などで各国と協力強化中。米韓軍事演習は大小年数10回。

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日独共同訓練を終え東京国際クルーズターミナルに接岸した護衛艦と独艦(11/05寓居から撮影:筆者)

長年にわたり中国・新疆ウイグル自治区で国際協力を実践してきた小僧には嫌中派・反中派から「中国と国際協力?無理でしょ!」「腐れ外道坊主」「ウイグル族を弾圧する側にいる」などと的外れ批判も頂いている。国内にいて憂さ晴らし的発言だけでは何も進展しない。世界には200ほどの国家があるが、島国の日本人のDNAには江戸時代の「鎖国意識」がまだ残っているともいえる。外国を見据えて具体的行動してこそ日本の未来はあるのでは?

世界で対立と協調が同時進行中。協調が対立を上回って欲しい。停滞、いや悪化中の日中関係も来年の「日中国交正常化50周年」を機に改善へ向かって欲しい。また日本と韓国・北朝鮮との関係も改善へ進んで欲しい。そんな願いを込めて、中国・新疆ウイグル自治区の多民族諸氏と国際協力を微力ながら実践している。相互理解促進を一歩一歩!

きっと「馬」くいく

11連敗中の「スモモモモモモモモ」(牝3歳・桜井英喜厩舎)が初勝利! 11月1日大井競馬場で行われた第3レースでも14頭中6番人気、しかし町田直希騎手の名騎乗で追い上げ見事1着!「珍名馬」と注目されていたが、勝てずにいた。その初勝利と泉悠介アナウンサーの舌をかまない見事な実況が話題に。『外から追い込んでくる1番のスモモモモモモモモ。外から1番のスモモモモモモモモ追い込んでくる。1番のスモモモモモモモモ圧勝で今ゴールイン!スモモモモモモモモ鮮やかな勝ちっぷり』。英国の競馬番組「レーシングTV」も実際のレース映像を公開、「Sumomomomomomomomo」と連呼。英国の新聞でも報じられたとか。貴方も実況されては?

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おめでとう!(FNNプライムオンラインPC画面より)

11連敗後の初勝利。日々の人生も同じこと。きっと「馬」くいきますよ。企業経営・国際協力などで失敗も山とあったけど、必ず「馬」くいくと希望を捨てずに前進してきた「馬」歳の小僧、「珍名馬」同様に「ヤスタカ」と誰も読んでくれない難読珍名小僧「康誉」も、どうにか「馬」くやってこられた。貴方もきっと「馬」くいきますよ。

小僧珍説: コロナ第5波ピーク8月中~下旬は連日2万人を超え、20日には25,995人(統計により若干差あり)発症、それが最近は数十~数百人まで減少。この急減は何故?「ワクチン効果」「コロナ菌自滅」など様々な説が報じられている。医学博士ならぬ以外馬鹿背・小僧は「殆どの日本人は無症状で自覚しないまま抗体をえていた、更にワクチン効果により第4波で収まるはずだった。そこへ瞬間爆発型デルタ株が侵入し、瞬間拡大し瞬間消滅したのが第5波。よって第6波は来ても小波で終わる」と珍説。でもマスク着用など基本対策は続けましょう。嗚呼ほんわかほんわか。(11/23記)

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『シルクロード・ニヤ遺跡の謎』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。