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国献男子ほんわか日記139 ウクライナ戦争と沖縄基地問題

国際協力実践家 小島康誉

沖縄へ移住した畏友Campbell La Pun夫妻の新居訪問。2歳児Summerちゃんの童謡♪赤いべべ着た可愛い金魚♪踊りと特製ランチョンマットで歓迎いただいた、ビックリ‼ 翌日、普天間基地移設予定先キャンプ・シュワブ前での抗議活動を確かめようと訪れた。正門前の座り込み抗議は土曜のせいか誰もいなかったが、数百人は座れる仮設小屋には「琉球独立」など各種の主張が掲げられていた。

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キャンプ・シュワブ正門(道路の右側)前の抗議小屋と主張の一部(撮影:筆者)

那覇の中心から北東約10㎞にある東京ドーム100倍超の米海兵隊基地「普天間飛行場」は、周囲に学校や住宅が密集し「世界一危険な飛行場」と言われている。日米政府は2006年、普天間返還のためその北東約40㎞の辺野古に所在する海兵隊基地「キャンプ・シュワブ」の沿岸を埋め立て2本の滑走路新設計画を決定。しかしその後の知事は反対派で、住民投票でも反対派が勝利するなど、県民感情は複雑。逮捕者も出た激しい抗議活動は収まったようだが、座り込みは断続的に行われている。埋め立て工事は大幅に遅れている。

北京冬季五輪閉幕の翌2月21日、露大統領がウクライナの一部地域を独立承認、24日軍事侵攻し、ウクライナ戦争が勃発。多数の方が亡くなられた、ご冥福を祈るばかり。国外避難民は510万人を超えた。プーチン大統領は3月4日北京冬季パラ開幕までには勝利できると考えていたようだが、本日4月26日でも終わっていない。軍事力で他国の領土を奪い取ろうとする国が21世紀の今もある現実に、多くの国が軍事力増強へ動き出した。日本でも論議が始まっている。沖縄基地問題にも微妙に影響するだろう。今年は沖縄復帰50周年。

辛い幸い紙一重

拙ブログ愛読に感謝! お仕事や育児・家事・介護・ボランティアなど日々お疲れ様です。悩むこと苦しいこと辛いことも山ほどある毎日。小僧も同じで、時々刻々その連続。自分の喜び幸せ、皆の喜び幸せ求めて、企業経営・仏道・国際協力など微力奮闘。

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小僧楽書:木曽桧を育てた大地に雨に太陽に空気に人に・・・感謝しつつ

南木曽で山林業経営の畏友柴原薫氏から頂戴した木曽桧の団扇に楽書した。書いてから気づいた。「辛い」に一本線を加えると「幸い」になる、皆様ご存じのことを80になって気づくとは、嗚呼。辛いは幸いの一歩手前、地獄極楽紙一重と言われている。日々辛いを楽しむ小僧です。ほんわかほんわか。(04/26記)

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。