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国献男子ほんわか日記174 いよいよ新疆再訪 4年ぶり!

国際協力実践家 小島康誉

2020年初めから新型コロナ感染症が世界を襲い、WHOは「パンデミック」を宣言し、各国間の往来が困難となった。3年を経てようやく収まり、各国は平常体制へ戻った。筆者は1982年以来、中国新疆ウイグル自治区を150回以上訪問し、各族諸氏とリスペクトしあって、世界的文化遺産保護研究や人材育成など国際協力を展開してきたが、2019年9月を最後に訪問できず、国内でネット・講演・出版などで新疆関連の発信を行い、相互理解促進を継続してきた。

中国は今年3月から外国からの受入を緩和、日本では5月より感染症分類がインフル並みの5類に移行し、往来が容易になった。とはいえ、以前は免除されていた邦人の15日以内滞在ビザは停止されており、筆者は新疆政府外事弁公室の招請状を得て、中国駐日本大使館へ30日間ビザ申請中、まもなく取得「予定」。申請書類は中々のもので、リバティ旅行事業部の荻原・河合両氏に尽力いただいた。荻原氏は30年ほど昔に楼蘭へ一緒した旧友。

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新疆ウイグル自治区は47民族が共住している(撮影:筆者)

9月11日から3週間ほど新疆各地を巡り、新疆大学奨学金・文化文物優秀賞・児童育英金の授与、講演、キジル千仏洞やニヤ遺跡の変化状況確認、数都市視察などを予定。不在となるため「ほんわか」は暫く休ませていただき10月17日より再開予定。よろしくお願いします。なお今月末に帝国ホテル大阪で開催される中国駐大阪総領事館・新疆文化観光庁など主催「2023新疆文化観光交流イベント」に招かれ挨拶予定。新疆紹介ビデオ上映・歌舞公演・新疆食試食など3時間、新疆代表団ふくめ約300人参加予定と。(08/29記)

銀座点描 「爆買い」より「爆体験」

コロナも完明けし、街には人が溢れている。外国からの観光客もイッパイ。見学・買物・食事・宿泊などを通じて、理解が深まる。中国からの団体旅行も再開され「爆買い」が期待されている。「爆買い」より「爆体験」に注目したい。買物などを通して、生の日本を知ることになり、対応する日本人も生の外国を知る機会となる。先日、銀座での食事の左隣は中国人親子3人、右隣はドイツからの男性2人。交差点では韓国語や英語も聞こえた。日本人と外国人との「爆体験」を生み出す民間交流は外交の需要な一翼。

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銀座・数寄屋橋交差点で、アートぽくボカシて撮影

人生は旅に例えられる。出会いが人生を彩る。80億の方々が日々「人生」を旅している。日々出会っている。外国人に限らず、日本人同士でも、友人間でも、家族間でも、理解し合うのは容易ではないが、「理解しよう」と努力することが大切では? ほんわかほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。