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国献男子ほんわか日記140 プーチン大統領を10年後に検索すると
国際協力実践家 小島康誉世界中の殆どの人がウクライナ戦争の早期終結を切望している。激しい攻撃で多くの命が絶たれた。ご冥福を祈るばかり。小僧は平和を守り戦争をさける重要な役割が国際協力にあると考え、一市民ながら微力実践してきた。国際協力は国家だけでなく、企業もNGOも個人もとりくむべき「共生」「共育」「循環」活動と信じている。その実践段階で幅広い情報が重要。一面的であっては正確さを欠く場合が多いから。幅広い情報を入手する方法として、昔は新聞・テレビが中心だったが、今では速報力からネットが中心になりつつある。
日々、日本・米国・中国・英国、さらにカタールなどの多数のネットを「検索」している。それら多数の情報を「検討」してから行動する。その「検索」「検討」の「検」の語源を考えたこともなかったが、2月下旬NHKエデュケーショナル語学部から佛教大学への写真貸出依頼で「封をする木の道具」と知った。佛大HP掲載の日中共同ニヤ遺跡学術調査で発掘した「封泥されたカローシュティー木簡」写真を提供した。(下は提供写真とは別の写真)
封泥されたカローシュティー木簡と開いた木簡(撮影:ニヤ遺跡調査隊)
昔のシルクロードでの遠距離通信手段は「手紙」であり、それを運んだのは「駅伝」制度。これにより都市国家間で情報がやりとりされた。カローシュティー木簡が手紙にあたる。古代インドの文字カローシュティーを木に書き、蓋をかぶせ、紐で括り、泥で封をした。写真の左上3点の木簡がそれである(泥は残っているが、紐は劣化し無くなっている)。「駅伝」制度は広く世界にあり、日本の時代劇に登場する「飛脚」もその一例。
ウクライナ戦争ではSNSなどネットが大活躍。爆撃で破壊された病院・学校・劇場・住居などから逃げ出す人々、着の身着のままで隣国へ避難する人々、路上に横たわる民間人多数のご遺体、国民を鼓舞し外国に支援を訴えるゼレンスキー大統領、大昔の帝政ロシア復活を目指すプーチン大統領、外国情報遮断で国民の反戦世論の高まりを防ぐロシア・・・をネットなどが世界へ伝えた。10年後50年後100年後、ウクライナ戦争・ゼレンスキー大統領・プーチン大統領を「検索」「検討」する人々は、どう評価するのだろう。(05/10記)
ここはどこ?
2類指定の新型コロナも致死率低下などによりインフルエンザ並みの「実質5類扱い」へ移行している。でも何かと不自由な昨今、元気にお過ごしでしょうか。小僧撮影写真で「旅」をお楽しみください。ここはどこでしょう? 突然のクイズで驚かれたかも? 暗い出来事の多い今こそ前向きに楽しくお過ごしを。正解は次回に。ほんわかほんわか。
ヒント①この町のイメージとはかけ離れ ②♪誠一字に命かけて ③チラ見えするタワー
ヒント①裕ちゃんがこの町を唄った ②日本の「ど真ん中」? ③この下は大地下街
ヒント①旗にご注目 ②世界文化遺産 ③噴火で陸続きになった島が目の前に