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国献男子ほんわか日記145 安倍元首相暗殺は氷山の一角!劣化日本再建を!

国際協力実践家 小島康誉

7月8日奈良の大和西大寺駅前で参院選応援演説中の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、大量輸血など受けるも逝去された。67歳。心よりご冥福をお祈り申し上げます。犯人はその場で逮捕され「ある宗教団体に恨みがあり安倍元首相が近い関係と思い狙った」などと供述。スマホ時代らしく犯行前後の映像がテレビで多数流れた。卑劣な犯人の蛮行はまったく許されないが、要人警護にも不備があった。SPをふくむ警察は安倍氏の背後を十分にガードしておらず、1発目発砲後も安倍氏に覆いかぶさるなど緊急対応せず、2発目で落命。奈良県警本部長が警護不備を認めた。警察庁長官「問題あった」と述べ検証チーム設置。

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安倍元首相、凶弾で死亡を報じる朝日・日経・読売・産経新聞・Newsweek

殆ど言及されていないが、このテロ事件の犯人・警察側をふくめ日本社会の劣化に注目する必要がある。たとえば相模原やまゆり園19人殺害事件、京都アニメーション放火36人殺害事件、大阪心療内科放火26人殺害事件、京王線18人刺傷事件、またジェネリック医薬品不正製造事件、大手製造業品質不正事件、持続化給付金詐欺事件などなど日本社会劣化と思えるような事件が多発している。「ほんわか」143で「日本は自由で長閑(のどか)な国」と控え気味に記したが、残念ながら長閑すぎる平和ボケの国、劣化中の国といえる。

速報が世界を駆け巡り、国連安保理では黙祷が捧げられ、米ホワイトハウスなどに半旗が掲げられた。海外257の国・地域・機関から1700件超の弔意が表明された。中国の習近平国家主席は岸田文雄首相へ「中国政府と人民を代表し、深く哀悼の意を表し、ご冥福を申し上げる。在任中、中日関係の改善に努め有益な貢献をした」などと弔電。一方で『現代ビジネス』電子版「祝逝去・抗日英雄 安倍元首相銃撃事件に沸く中国ネット民の声」は中国湖南省の飲食店で「祝安倍逝去 一杯買ったら一杯無料」の横断幕が掲げられ、3時間で2万超の「イイネ」がついたと報じている。また『デイリー新潮』電子版には「安倍元首相暗殺について韓国ネット上には罵詈雑言の数々 犯人を英雄視する人たち」と題した記事も。

こんな人ばかりでないことを示すため中国から小僧へ届いた多数の弔意から一通を紹介。「今晩は。安倍元首相があまりにも突然他界された。今日、霊柩車は首相官邸や国会議事堂などを巡り、大変多くの人々が自発的に沿道で見送った。大変残念なことは、私は東京にいなくて花を手向けることが出来ない。日本での10数年、留学生として外国人として小企業経営者として、日本政府から大変多くの配慮を頂いた。安倍元首相に感謝し、心から敬服している。ご冥福を祈ります。日本が益々栄えることを願います。7月12日夜」(拙訳)

小僧は長年厚情をたまわった塩川正十郎元財務大臣に伴われ、首相官邸で小泉純一郎首相に日中共同ニヤ遺跡学術調査を報告したことがある。その際、安倍氏(当時は官房長官)に挨拶した程度の縁だが、首相退任後も大所高所から日本をより良い国、より強い国、生き残ることが出来る国にすべく奮戦されていた安倍元首相、67歳での突然の旅立ちは無念であっただろう。岸田文雄首相が先頭に立って日本再建を進めて欲しい。逝去が報じられた直後に仏前で回向し「国際協力で微力を尽くす」と誓った。葬儀は7月12日、浄土宗大本山・増上寺で厳修された。南無阿弥陀仏(07/19記)

小僧は知っている!公衆電話のある所 スマホなしでも生きられる

7月初めKDDIで通信障害が発生、3日間ほどスマホが使えなくなったとか。約3900万人に影響が及んだと報道。これも日本劣化の一例といえる。「仕事が止まった」「待ち合わせに困った」「公衆電話を探した」「慌ててテレホンカード買った」「スマホを変更する」などと。また110番・119番・宅急便・ATM・アメダスなどにも影響したと。まことにお疲れさま。

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使用中と在庫のテレカ、頂戴したものばかり、感謝!

スマホどころかガラケーも持たない小僧には影響ゼロ。人生急ぎの用などメッタにない、と小僧は思う。が、緊急用にテレカ数枚を持ち歩いている。公衆電話のある所も知っている。寓居近くの品川とよく行く京都・名古屋の一部だけだが。忙しい現代人にとってスマホは必須アイテム。でも時にはスマホから離れて「ゆったり」してみたら?スマホなしでも生きられる「自分を発見」されたら?上のスキャン中にテレカ以外が2枚紛れ込んでいます、ハテどれ? 嗚呼ほんわかほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。