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アートへの招待20 “サムライ時代”の懐かしい展覧会三題

文化ジャーナリスト 白鳥正夫

伝承で知り歴史で学んだ日本の“サムライ時代”の展覧会が神戸と京都で催されている。神代の時代から小説や戯曲の架空の武者まで登場の「ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」展が兵庫県立美術館で11月20日まで開催中だ。京都では室町時代に創建された名刹の足跡をたどる「武家政権の軌跡-権力者と寺」が相国寺承天閣美術館で12月11日まで、幕末の京都を舞台に活躍した「新選組展2022―史料から辿る足跡」が京都文化博物館で11月27日までそれぞれ開かれている。いずれも日本独自の懐かしい時代を振り返り、思いを新たにする企画内容となっている。

兵庫県立美術館の「ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」

武者絵はすべて日本初出品、名刀の数々も必見

古くはスサノオノミコトとヤマタノオロチの戦いや源平合戦、そして上杉謙信と武田信玄の合戦など、軍記物語や武勇伝説に見られる英雄たちの姿を描いた武者絵は、多くの浮世絵師によって手がけられてきた。そうした武者絵と共通するイメージは、刀剣の鐔(つば)のデザインとしても使用された。

今回の展覧会では、世界最高水準の日本美術コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品から、武者絵118点とそれらと共通のイメージがデザインされた刀剣の鐔27点、英雄たちの活躍を彩る重要な要素である刀剣20口を厳選して展示。ボストン美術館所蔵の武者絵はすべて日本初出品、刀剣もまとまって公開されるのは約半世紀ぶりという。さらに国内コレクションからも浮世絵3点、刀剣6口も特別出品されている。年初来、東京・森アーツセンターギャラリー、新潟県立万代島美術館、静岡市美術館で開催され、兵庫県立美術館は最終会場だ。

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「ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」展の入口

展覧会はテーマに沿って構成されている。プレスリリースを参考にその概要と主な展示品を取り上げる。まず「神代の武勇譚(たん)」から。『古事記』や『日本書紀』、各地の風土記には神々だけでなく天皇や地方豪族の武勇譚も伝えられている。 スサノオノミコトと雄略天皇などの姿を描いた作品などが目を引く。

歌川国芳の《小子部栖軽(ちいさこべのすがる)豊浦里捕雷(とよらのさとらいいをとらう)》(天保5~6年・1834~35年頃)は、雄略天皇の命で従者が雷を捕らえる『雄略天皇などの日本霊異記』に伝わる話を描いている。

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歌川国芳《小子部栖軽豊浦里捕雷》(天保5~6年・1834~35年頃) Bequest of Maxim Karolik Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

次は「平安時代の武者」。藤原秀郷(ふじわらのひでさと)、源頼光(みなもとのよりみつ)、平惟茂(たいらのこれもち)ら、10世紀から11世紀にかけて活躍した武士の物語を主題とした浮世絵が並ぶ。源頼光とその四天王による土蜘蛛退治や大江山の酒呑童子退治の物語は、江戸時代の通俗史書『前太平記』にも記述されている。

歌川国芳の《源頼光の四天王土蜘退治之図》(天保10~11年・1839~40年頃)などの土蜘退治は、武者絵だけでなく、歌舞伎や浄瑠璃としても親しまれた。《土蜘蛛退治図鐔 銘 松涛軒吾竹貞勝(花押)》(明治時代 19世紀)も。歌川国貞の《茨鬼(いばらき) 戻橋綱逢変化(もどりばしつなへんげにあう)》(文化12年・1815年頃)も鬼退治の話で、恐ろしげな怪異が大胆な構図で捉えられている。

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歌川国芳《源頼光の四天王土蜘退治之図》(天保10~11年・1839~40年頃)William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

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《土蜘蛛退治図鐔 銘 松涛軒吾竹貞勝(花押)》明治時代(19世紀) Charles Goddard Weld Collection Photograph ©︎ Museum of Fine Arts,Boston

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歌川国貞《茨鬼 戻橋綱逢変化》(文化12年・1815年頃)Bequest of Maxim Karolik  Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

「源平時代の英雄」では、『平家物語』や『源平盛衰記』などによって語られた、源平合戦を題材とした作品が出品されている。源平合戦で活躍した武将たちの様々なエピソードは、武者絵の画題として多く描かれてきた。特に源義経は幼少期から悲劇の最期に至るまでの様々なエピソードが絵画化されている。

歌川国貞の《武蔵坊弁慶 御曹子牛若丸》(文化10~11年・1813~14年頃)や北尾政美の《巴御前》(天明7~寛政2年・1787~90年頃)などはご存知の名場面。義経所持の伝承のある《刀 折返銘 長円(薄緑)》(平安時代・12世紀、個人蔵)も併せて展示されている。

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歌川国貞《武蔵坊弁慶 御曹子牛若丸》(文化10~11年・1813~14年頃)William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

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北尾政美《巴御前》(天明7~寛政2年・1787~90年頃) William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

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《刀 折返銘 長円(薄緑)》(平安時代・12世紀、 個人蔵)

時代は下り、「鎌倉時代の物語」へ。父を殺された曽我兄弟が、源頼朝が催した富士の裾野の狩場で敵討ちを果たすまでを描いた『曽我物語』は、武者絵の題材として親しまれた。『曽我物語』を題材とした作品の他に、北条時政が神奈川・江ノ島の弁財天から家紋の由来となる三つ鱗を授かる場面や、有力御家人・和田義盛の反乱で活躍した朝比奈義秀を描いた作品などを展示。歌川国貞の《源頼朝公富士之裾野牧狩之図 三枚続》(文化10年・1813年頃)なども目を引く。

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歌川国貞《源頼朝公富士之裾野牧狩之図 三枚続》(文化10年・1813年頃)William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

次いで「『太平記』の武将たち」。『太平記』は、後醍醐天皇の即位から南北朝の動乱までを中心に記述した軍記物語だ。浮世絵では、合戦の様子よりも楠正成や新田義貞など、南朝方の挿話を画題としたものが比較的多く描かれる傾向にあった。歌川国芳の《勇魁三十六合戦 四》新田義貞(嘉永4~5年・1851~52年頃)などが出品されている。

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《勇魁三十六合戦 四》新田義貞(嘉永4~5年・1851~52年頃)Gift of the Anne Gordon Keidel Trust of June 2016 Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

いよいよ「川中島合戦」。上杉謙信と武田信玄による川中島合戦を描いた武者絵だ。 永禄4年(1561年)に行われた第四次川中島の合戦での謙信と信玄の一騎打ちは、初期浮世絵の時代から多く描かれてきた画題。歌川国芳の《川中島信玄謙信旗本大合戦之図》(弘化2年・1845年頃)や、上杉謙信の愛刀との伝えがある《太刀 銘 国俊》(鎌倉時代 13世紀、個人蔵)、上杉家の刀剣台帳にも載る《太刀 銘 長船 長光 文永十一年十月廿五日》(鎌倉時代 文永11年・1274年、米沢市上杉博物館蔵)も併せて展示されている。

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歌川国芳《川中島信玄謙信旗本大合戦之図》(弘化2年・1845年頃)William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

最後は「小説のヒーローたち」。19世紀になると、『平家物語』や『太平記』といった古典軍記物語だけでなく、「読本」と呼ばれる伝奇的な冒険物語の登場人物を題材とした武者絵も描かれるようになる。卍楼北鵞の《椿説弓張月 巻中略図 山雄(狼ノ名也)主のために蟒蛇を噛んで山中に骸を止む》(天保11年・1840年頃)や、歌川国芳の《本朝水滸伝剛勇八百人一個 宮本無三四》(天保4~6年・1833~35年頃)などだ。

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卍楼北鵞《椿説弓張月 巻中略図 山雄(狼ノ名也)主のために蟒蛇を噛んで山中に骸を止む》(天保11年・1840年頃) William Sturgis Bigelow Collection ©︎Photograph ©︎ Museum of Fine Arts,Boston

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歌川国芳「本朝水滸伝剛勇八百人一個 宮本無三四」天保4〜6年(1833〜35)頃 Bequest of Maxim Karolik Photograph ©︎ Museum of Fine Arts,Boston

他に「ボストン美術館の名刀」コーナーがあり、半世紀ぶりに名刀が多数里帰りしていて見どころの一つだ。ボストン美術館には約600口の日本刀が収蔵されている。《太刀 銘 備州長船住兼光》(鎌倉時代 14世紀)や、《金梨子地家紋散糸巻太刀拵》(江戸時代 17世紀)など、時代や流派の流れがわかるようにまとめて展示していて注目だ。

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《太刀 銘 備州長船住兼光》(鎌倉時代 14世紀) Charles Goddard Weld Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

なお兵庫県川西市の多田神社は、源満仲、頼光、頼信、頼義、義家の五公を祀り、清和源氏の祖廟とされる。兵庫県と関連のある作品として、「平安時代の武者」のコーナーに、歌川国芳の《源頼光》(文政3年・1820年頃)や、《大江山図鐔(小) 銘 起龍軒美盛(花押)》(明治時代 19世紀)も出品されている。また源平合戦の逸話の中には「一の谷合戦」や、「箙の梅」「鵯越の逆落とし」など、現在の兵庫県内を舞台としていて興味深い。

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歌川国芳《源頼光》(文政3年・1820年頃) William Sturgis Bigelow Collection Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

相国寺承天閣美術館の「武家政権の軌跡-権力者と寺」

肖像画、墨蹟、中国絵画、古文書など名品ぞろい

相国寺(しょうこくじ)は、京都五山第二位に列せられる名刹で、室町幕府三代将軍の足利義満により創建された。義満以後も13代にわたる足利将軍と深いつながりがあり、その遺品が伝来している。相国寺とその塔頭に伝来する、肖像画、墨蹟、中国絵画、古文書から、武家政権との交流の軌跡をたどる。会期はⅠ期(~10/6)とⅡ期(10/16~)に分かれ、合わせて96件(うち国宝1件、重要文化財11件)が展示される。

中世から近世に移り変わる激動の時代、相国寺は幾度も焼失と復興の歴史を繰り返した。その復興は時代ごとの権力者の力なしでは成しえないものだった。それに伴う寺領や住持職などは、武家政権の発給した文書によって約束されたため、寺宝には多くの幕府発給文書が伝来する。

見どころは、何といっても足利将軍の寺として、義満以降の歴代足利将軍は、相国寺境内に自身の位牌を安置し、院号を冠する塔頭を有していた。義満は鹿苑院(現在は廃絶)、義教は普廣院、義政は慈照院など、塔所(墓所)となった塔頭には縁の什物が伝来している。今回の展示では、相国寺塔頭に伝来する足利将軍の肖像画が一同に出品される。

もう一つの見どころは、江戸時代、幕府に度々相国寺の宝物について届け出をしていた。今回の展示では、享保14年(1729年)と寛政11年(1799年)の所司代巡見の際に提示した目録と、現存する目録記載寺宝が展示されている。

展示は4章構成。章ごとの主な展示品を取り上げる。第Ⅰ章は「足利将軍の寺」。まず《足利義満像》(室町時代、相国寺蔵、Ⅱ期)は、1873年に廃絶した鹿苑院伝来で、相国寺に引き継がれた。相国寺を開基した義満は38歳の時に出家しているが、この像は禅宗様の姿で描かれている。牧谿筆による《江天暮雪図》(南宋時代、 鹿苑寺蔵、通期)や、《鹿苑寺舎利殿 勅額「究竟頂」》(南北朝時代、鹿苑寺蔵、通期)なども出品されている。

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《足利義満像》(室町時代、相国寺蔵、Ⅱ期)

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牧谿筆《江天暮雪図》(南宋時代、 鹿苑寺蔵、通期)

第2章は「乱世の寺」。ここでは探意筆の《耳川合戦図屏風》(江戸時代、相国寺蔵、通期)はじめ、《伏見大光明寺勧進帳》(桃山時代、相国寺蔵、Ⅱ期)、 狩野宗秀筆の《柳図屏風》(桃山時代、相国寺蔵、Ⅱ期)などが展示される。

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探意筆《耳川合戦図屏風》(江戸時代、相国寺蔵、通期)

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《伏見大光明寺勧進帳》(桃山時代、相国寺蔵、Ⅱ期)

第3章は「江戸幕府と寺」で、《朝鮮通信使国書櫃》(江戸時代、相国寺蔵、通期)ほか、《徳川歴代将軍公帖》(江戸時代、相国寺蔵、会期中展示替え)なども注目だ。

第4章は「武家に示した寺宝」。国宝の《無学祖元墨蹟 与長楽寺一翁偈語》(鎌倉時代、相国寺蔵、会期中展示替え)のほか、重要文化財など名品が目白押し。

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国宝《無学祖元墨蹟 与長楽寺一翁偈語》(鎌倉時代、相国寺蔵、会期中展示替え)

最後の第5章は「武家の求めた至宝」で、重要文化財の《了庵清欲墨蹟 上堂法語》(元時代、相国寺蔵、Ⅱ期)や、《夢窓疎石墨蹟 寓居聚落偈》(南北朝時代、相国寺蔵、通期)など名品ぞろいだ。

京都文化博物館の「新選組展2022―史料から辿る足跡」が京都文化博物館

最新の知見を加味し、新選組の実像に迫る!

新選組は、文久3年2月4日に江戸で結成された浪士組を母体とする政治集団で、会津藩に所属して京都市中の治安維持を担う一方、局長・近藤勇は一橋・会津・桑名(一会桑)勢力の有力な周旋方として、尊王攘夷の実現を目指して政治活動に奔走した。戊辰戦争では、旧幕府側に属して最後まで戦い抜き、東北、函館へと転戦し懸命に激動の時代を生きた。こうした新選組の姿は人々を魅了し、出版のほか映画、ドラマ、アニメなどを通じて、常に身近な存在として親しまれてきた。

その一方で、近年歴史学の分野でも、新選組やその周辺の調査・研究が進み、新たな資料の発掘、史実の掘り起こしが進んだ。この展覧会では、近年までに明らかになった新知見を積極的に生かし、会津、京都という新選組と深く結びついたゆかりの地を舞台にした新選組の実像に迫っている。福島県立博物館での会期を終え、京都文化博物館での巡回だ。

展示はプロローグ「尊王攘夷の幕末」からスタート。嘉永6年(1853年)のペリー来航により、攘夷は全社会的な課題となり、幕府は攘夷を主張する孝明天皇の意向を押し切り、開国を強行した。開国は経済的な混乱をもたらし、「尊王」と「攘夷」は、民衆から大名までに共通する政治目標となった。

第1章は「京都守護職と多摩の草莽(そうもう)」。多摩郡上石原村の宮川家の三男として近藤勇(幼名:勝五郎)が生まれる。勝五郎は天然理心流に入門して頭角をあらわし、天然理心流三代目近藤周助の養子になり、土方歳三らとともに切磋琢磨する。第2章の「新選組誕生-幕末の京都政局-」では、京都守護職となった松平容保は、安政以降に政争の中心地となった京都で、孝明天皇の親任のもと治安維持に従事する。一方、幕府の浪士取立に参加した近藤勇たちは、将軍上洛に先駆けて上洛し、将軍を中心とする攘夷の実現を目指して奔走する。京都での活動の拠点を求めるなか、近藤たちは松平容保と出会う。

第3章は「池田屋事件と一会桑勢力」。新選組は、松平容保のもとで政治活動と治安維持に奔走する。池田屋事件と禁門の変によって一会桑勢力は京都政局の覇権を握ることになる。第4章は「戊辰戦争へ」。慶応2年(1866年)、14代将軍家茂と孝明天皇の死により、一会桑勢力は正当性を喪失していく。一橋慶喜の将軍就任後、新選組は松平容保の元を離れて幕臣となる。新政府の主導権を握る勢力にとって打倒すべき対象となり、慶応4年正月以降、長い戦争に突入する。

第5章は「土方歳三の新選組と会津戦争」で、近藤勇の死後、土方歳三は再編された新選組を率いて戊辰戦争を戦う。東北では会津藩の救済を求める奥羽越列藩同盟が結成され、東北戦争が始まる。北関東での戦闘を経て会津藩と再び合流した新選組は、会津を舞台に維新政府と対峙し、戊辰戦争最大の激戦に臨む。そしてエピローグ「それぞれの戦後」。箱館戦争後、生き残った隊士や多摩の後援者たちは、やがてかつての仲間達について語る。維新後、地域社会の代表として新政府に向き合う小島鹿之助たちにとって、近藤や土方は地域の課題を背負って政治活動に奔走した英雄であり、自由民権運動の指標となる。

主な展示品は、《新選組袖章》(文久3年・1863年、 霊山歴史館蔵、通期)や、《近藤勇写真》(19世紀、土方歳三資料館蔵、〜10/14)と近藤勇筆《志大略相認書》(文久3年・1863年3月、個人蔵、通期)、《土方歳三写真》(19世紀、土方歳三資料館蔵、〜10/14)と《刀 銘 和泉守兼定 土方歳三佩用》(慶応3年・1867年2月、土方歳三資料館蔵 〜11/23)、《松平容保写真》(慶応元年・1865年、個人蔵[福島県立博物館寄託]、通期)。

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《新選組袖章》(文久3年・1863年、 霊山歴史館蔵、通期)

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《近藤勇写真》(19世紀、土方歳三資料館蔵、〜10/14)

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近藤勇筆《志大略相認書》(文久3年・1863年3月、個人蔵、通期)

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《土方歳三写真》(19世紀、土方歳三資料館蔵、〜10/14)

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《刀 銘 和泉守兼定 土方歳三佩用》(慶応3年・1867年2月、土方歳三資料館蔵 〜11/23)

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《松平容保写真》(慶応元年・1865年、個人蔵[福島県立博物館寄託]、通期)

このほか、《孝明天皇御尊影》(江戸時代 19世紀、泉涌寺蔵、通期)、《大日如来坐像》(江戸時代 18〜19世紀、泉涌寺蔵、通期)、伝遠藤蛙斎筆《伏見鳥羽戦争図草稿(部分)》(明治時代 19世紀、京都国立博物館蔵、通期)、《胴衣 永倉新八所用》(江戸時代 19世紀、北海道博物館蔵 、通期)など。

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《孝明天皇御尊影》(江戸時代 19世紀、泉涌寺蔵、通期)

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《大日如来坐像》(江戸時代 18〜19世紀、泉涌寺蔵、通期)

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伝遠藤蛙斎筆《伏見鳥羽戦争図草稿(部分)》(明治時代 19世紀、京都国立博物館蔵、通期)

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《胴衣 永倉新八所用》(江戸時代 19世紀、北海道博物館蔵 、通期)

文化ジャーナリスト。ジャーナリズム研究関西の会会員。平山郁夫美術館企画展コーディネーター・民族藝術学会会員。 1944年8月14日生まれ 愛媛県新居浜市出身。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。 著書に『シルクロード 現代日本人列伝』『ベトナム絹絵を蘇らせた日本人』『無常のわかる年代の、あなたへ』『夢追いびとのための不安と決断』『「大人の旅」心得帖』『「文化」は生きる「力」だ!』(いずれも三五館)『夢をつむぐ人々』『夢しごと 三蔵法師を伝えて』(いずれも東方出版)『アート鑑賞の玉手箱』『アートの舞台裏へ』『アートへの招待状』(いずれも梧桐書院)など多数。