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国献男子ほんわか日記116 今こそ日中相互理解促進を!

国際協力実践家 小島康誉

お知らせ:拙ブログ「国献男子ほんわか日記」を愛読いただきありがとうございます。投稿先企業「アジアドキュメンタリーセンター」(ADC)が「太平洋少年倶楽部」と合併し、社名も「太平洋ADCフォルテ」となり新スタート。更なるご繁栄を祈念します。合併の関係で拙ブログも暫く中断していましたが、今回より同社「フォルテ文化ミュージアム」でリリースされます。引き続きの愛読をお願いします。

4月末に出版された拙著『21世紀は共生・国際協力の世紀一帯一路実践談』(レコードチャイナ)、おかげさまで好評。いろんな感想をいただいた。大半は「よくぞ40年も」「写真が多く分かりやすい」「相互理解の重要性が分かった」「友人に推奨するため50冊購入した」「新疆へ行ってみたい」「中国諺『異あれど同を求める。和して同ぜず』の精神ですね」「日中関係悪化中の今こそ多くの人が読んだら良い」といった励まし。一部は「中国での活動は賛成しかねる」「もう止めたら」といった批判。ともに感謝するばかり。

『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』中表紙

『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』中表紙

如月隼人氏による書評「小島氏が直接にかかわったのは、主に新疆のさまざまな遺跡の調査や保護活動だ。しかしもう一つ、忘れてはならないことがある。80年代から現在までの日中関係は『順風満帆』とは言えない状態だった。協力の機運が高まる時期もあれば対立が高まる時期もあった。現在は両国の対立が高まっている時期だ。しかし小島氏は、政治問題には関係なく自らの姿勢を貫きつづけた。互いに協力し合うことが、必ずや双方にとってよい結果をもたらすとの信念があるからだ。本書をこの時期に出版し、書名を『21世紀は共生・国際協力の世紀』としたことには、『よくない時こそ、声を出すことが大切』との小島氏の信念が込められているという」がレコードチャイナに掲載されている。ありがたいことである。

「ゼロコロナ」より「5類へ指定変更を」

立憲民主党が「ゼロコロナ」を主張している。実現すれば結構なことだが、理想論にすぎないと思っていたら、名古屋で「ゼロ」「コロナ」を発見した。ラブホである。彼らはここまで調査していたのか(笑)。

小僧楽書:背景は名古屋堀川沿いの街並み(撮影:筆者)

小僧楽書:背景は名古屋堀川沿いの街並み(撮影:筆者)

理想を言うより現実策を提案して欲しい。それは「5類へ指定変更を」である。一部の医療関係者はじめ多くの方が主張している。小僧も「国献男子ほんわか日記」107(21/01/26)「コロナとも共生を! 5類へ指定変更を!」で訴えている。

読売新聞に『コロナ自粛の大罪』(鳥集徹氏著・宝島社)の大きな広告(21/05/16)。そこには「7人の医師が明かす茶番劇の正体!」につづき「時短要請に科学的根拠なし・医療逼迫は日本医師会が招いた人災・厚労省はICUの逼迫を予期していた・医学会でワクチン批判がタブーな理由・マスコミの大騒ぎが招く情報災害」などと並んで「5類感染症に指定すればコロナ騒動は終わる」とある。小僧の主張とピッタリである。

ワクチン接種も始まった。この機会に現在の2類指定を「5類へ指定変更を」是非! そうすれば「コロナ不安症」は一気に解消する。情報に「洗脳」されている人々から猛反発が起きるだろうが、大局から決断してこそ「政治」である。(06/07記)

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。