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国献男子ほんわか日記132 新疆ウイグル自治区トップに馬興瑞氏

国際協力実践家 小島康誉

ネット時代。小僧もヤフーニュース・BBC・CNN・Newsweek・人民網・環球網・新疆網・Aljazeera・レコードチャイナなど毎日検索。そのひとつ人民日報の新疆版ともいえる天山網で「自治区召開領導会議」を見たのは昨年12月26日。前日25日、中国共産党中央は「新疆ウイグル自治区党委員会書記の陳全国同志を自治区党書記に再任せず、馬興瑞同志を自治区党書記に任命」と決定。同日、新疆ウルムチで開催された「領導幹部会議」で、中央組織部の姜信治副部長より新疆各地から集まった幹部らに伝達された。陳全国、馬興瑞両氏と艾尓肯・吐尼亜孜新疆ウイグル自治区政府主席が挨拶。写真はそのネット記事のPC画面。

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新疆ウイグル自治区トップ交代を報じる「天山網」

陳全国氏はチベット自治区書記から2016年に新疆ウイグル自治区書記となり、その直後の大宴会でお会いした。馬興瑞氏は1959年山東省生まれ。88年中国共産党入党。ハルピン工業大学卒、工学博士、国際宇宙航行アカデミー(IAA)院士。ハルピン工業大学副学長・中国航天科技集団公司総経理・国家航天局局長・国務院中央軍事委員会委員・広東省副書記・広東省省長などを歴任。新疆は更に発展するだろう。新疆訪問時に是非お会いしたい。在日の新疆友人「新書記着任後すでに街が変化し始めた」と。

さて以下は別話題:英語でも中国語でも海外のネット記事を開くたびに現れる「翻訳機能」、前から気になっていたがウイルスを恐れて試したことはなかった。今回どの程度かとクリックしたのが下のPC画面。なんとナント!この程度とは驚いた。例えば「陳全国同志」が「チェン・ナショナル・ゲイ」、「新疆」が「新江」、「姜信治」は「jiang xinji」とピンイン表記(一部誤り有)・・・。蛇足:「天山網」の問題でなく「ネット翻訳機能」の問題。

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パソコン自動翻訳画面

まあそれでも瞬時に訳され、記事の大意は読み取ることができるので、有難いサービス機能と言えよう。かえって外国語の学習効果を高めるかも。日進月歩どころか秒進分歩の21世紀、数年後には99%満足できるレベルになるだろう。

さて又々別話題:オミクロン株で感染者が急拡大している。第6波は大波にならないと予測していたが外れた。が、その割に本日時点では重症者や死者は急増していない。菌力が希薄化しているようで、大騒ぎする必要ないのでは? 日に20万発症の英国、35万発症のフランス、140万発症のアメリカなどでは感染数より重症数や死者数に注目し、対策が取られている。日本の対策や報道は感染数中心。注目点を変更するとともに、「ほんわか」107(21/01/26)などで主張している「インフル並みの5類へ指定変更」を是非。指定変更は国民の一部から激しい反発が出るだろうから「指定変更せず実質変更」も一法では?

人生はワクワク作りの旅

人生100年時代とか言われている。正確には人生100歳まで生きる人もいる時代。ではどう生きるか? 100人100通り、どんな生き方も素晴らしい。「今年のふるさと納税は87自治体へ各500万~3000万円寄付した」前澤友作さん流も素晴らしいし、それを「金持ちの道楽」と批判するのも素晴らしい。誰もが幸せ求めて生きている。喜び求めて生きている。

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小僧楽書:2022年元旦、100㎞先の富士山を窓WAKU越しに(撮影:筆者)

しかし現実は厳しく楽しいことばかりでないのが人生。最近の楽しくない事例ご笑覧。レコードチャイナで新疆の基本情報を連載した「私が見た新疆ウイグル自治区」への一方的コメント。漢族・ウイグル族など多民族諸氏との小僧の活動を理解せず「中国政府のプロパガンダに手を貸し、ウイグル族の人権には関心を持たないのか?」「(小島の新疆での活動で)佛教大学や浄土宗は頭を抱えているだろう」などと的外れ批判、しかも匿名で。でもでも「人々の日常生活からかけ離れた国際協力が中々理解されないのは仕方がない事。こんな方もいるのだ。ワクワク楽しもう」と合掌。(ヤフーは誹謗中傷と判断した約35万件を21年3月の1カ月だけで削除したと昨年末発表)

人生は幸せ探しの旅、喜び探しの旅、ワクワク探しの旅、ワクワク作りの旅。無理にでも探し出し、作り出す旅。法衣暮らしの小僧だから、人生はワクワク作りの旅ならぬワクワク作りの足袋(笑)。嗚呼ほんわかほんわか。(01/18記)

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。