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国献男子ほんわか日記152 火星人襲来まで続く? 地球の戦争

国際協力実践家 小島康誉

ウクライナ戦争が続いている。北京冬季オリパラ終了直後に始まり既に約8ヵ月。10月5日NHK・BSがフランスF2の「黒海での臨海学校に出かけた子供が戻らず」を放送していた。「ウクライナでは何千人もの親たちが悲劇に直面している。夏に黒海での臨海学校に出かけた子供が今になっても戻ってこない。子供たちが暮らしていた町がウクライナ軍により奪還されたことを口実にロシアが子供たちの帰国を拒んでいる」と。無茶苦茶な話だ。他国の領土を一方的に併合する異常大統領ならあり得る。21世紀とは思えぬ話。

戦争・紛争は地球あちこちで続いている。アフリカ各国ではクーデター続出、この背景にもロシアがいると報道されている。イスラエルとパレスチナ間の武力衝突が断続的に発生し、イランではスカーフの被り方が悪いと逮捕された女性が死亡し、抗議デモ参加者200人以上も殺害されたと。中国とインド、キルギスとタジキスタンも国境小競合い、ミヤンマーの軍事政権は強権を振るい続け、北朝鮮は弾道ミサイルを連発し虎視眈々と日本や韓国・アメリカを狙い、核兵器をちらつかせる国も・・・・・・人類の歴史は戦争・紛争の歴史

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小僧楽書:写真は品川駅をガォーと襲う怪獣とTシャツ怪獣(撮影:小島聡子)

今年は鉄道開業150年。鉄道唱歌♪汽笛一声 新橋を♪で、新橋が始発駅と思われているが、約半年前に品川~横浜間が仮営業していた。JR品川駅には「鉄道発祥の地」と書かれたタイルがある。150年前なら1872年、なのにタイルに「Since 1885」と記されているのは何故? 山手線の一部が開業した年だから。そのタイルに怪獣が描かれているのは何故? 映画「ゴジラ」で品川駅は「日本で最初に怪獣に破壊された駅」だから。怪獣や火星人など地球外生物襲来で内輪モメをやめ団結するまで、地球各国の戦争・紛争は続くのだろうか?連発される北朝鮮ミサイルが目標狂いで日本や韓国などに着弾しないことを!

追記:前回イギリス国葬部分で「新国王は大変だろう」と書いた。早くも的中。就任わずか45日目に「国王陛下に辞任することをお伝えします」と会見したトラス首相を「任命」したのは、新国王の母親・エリザベス女王。その2日後に逝去、首相任命が最後の公務となった。新国王も新首相も今後益々大変だろう。いやいやどの国も内憂外患。(10/25記)

日本よいとこ コンビニ・100均・ビジホ・・・自由・幸せがある

前回の「ここはどこ?」を見られた方から「和尚は北海道から沖縄まで、日本中で法話、ご苦労さまです」と。有難いお話だが、法話に呼ばれるだけでなく歴史が好きでアチコチ出かけた際などの写真も含んでいる。お念仏を宗旨とする浄土宗の僧侶ではあるが、アレコレある日常でお念仏を唱えつづけるのはナカナカ難しい。3年ほど前、列車という「密室」なら念仏専修できるだろうと、超割安「青春18きっぷ」で日本縦断をしたことがある(「ほんわか」70で紹介)。冬と夏の2回。枕崎から稚内まで3千㎞余。楽しいお念仏旅だった。

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雪のJR北海道・旭川駅構内で寝る方(撮影:筆者)

人口減とモータリゼーションで鉄道は危機状態。廃線が急速に進んでいる。実感しようとコロナ禍の合間をぬって青春18きっぷでJR北海道「単独維持困難線区」へ出かけたこともある(「ほんわか」92)。新十津川~北海道医療大学間は廃線が決まり、残雪に「ありがとう札沼線ラストラン令和2年5月6日・・・」幟が寂しげだった。

そんな旅好きや出張族にとって助かるのは駅近くにあるビジネスホテルとコンビニ。殆ど全ての駅近くにある。普段の生活では100均も大助かり。単身生活始める人や留学生などもまず100均とコンビニで生活用品を整えるとか。海外からの観光客にも人気だ。

日々の生活で不平・不満もいっぱいあるけど、自由に意見も言えない国が世界には山とある。デモをやったら逮捕される国も多い。食糧難にあえぐ国も少なくない。戦死者続出の国もある。・・・等々と比較すれば、日本は良い国ですね。世界の国々に比べたら自由で幸せいっぱいの国。日本だって苦難の時代もあった。筆者が子供の頃はエビガニやバッタ・雷魚を取りに行き、それを食べた。服はツギハギだった。まぁいろいろあるけど今の日本は良い国ですね。そう思って感謝しつつ笑って楽しく暮らしましょうよ。ホンワカほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。