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国献男子ほんわか日記161 “日本丸”再飛躍へ 2000兆円流動化を!

国際協力実践家 小島康誉

2月8日「日本丸」Ⅱ世(1984年竣工・2570トン)が曇天の東京港へ入港した。1月23日大阪を出航し荒天のなか沖縄に向かい、南大東島や硫黄島を経由した実習航海。日章旗を高らかと掲げ、甲板には実習生たちの姿も。入港後は大掃除と実習まとめが行われた。「海技教育機構」の練習船でメインマストは43.5mあり、東京港のレインボーブリッジは本船の通航を想定して設計されたとか。

独立行政法人「海技教育機構」は本部を横浜に置き、海上技術学校4校、海上技術短期大学校3校及び海技大学校1校、日本丸・海王丸など練習船5隻の体制で座学と実習訓練を一体的に実施する国際的にも類を見ない船員養成機関。海洋日本をささえる重要機関。

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「日本丸」と「にっぽん丸」が東京入港(撮影:筆者)

翌9日「にっぽん丸」3代目(1990年竣工・22472トン)が東京国際クルーズターミナルへ接岸した。商船三井客船が運航する外航クルーズ客船。客室は203で、乗客定員は532名、乗組員は160名。同日夕刻には出港し父島上陸と硫黄島周遊クルーズへ。内閣府が実施する青年国際交流事業「世界青年の船」「東南アジア青年の船」でも使用されている。

“日本丸”はどこへ行くのか? ウクライナ戦争や米中対立・北朝鮮ミサイル発射が続き東アジア有事も想定されるなど厳しい世界で、元気のない日本。政界は小粒化し、大小様々な犯罪は増え、人口は減り続け、成長率は鈍化したまま・・・80超えた爺さん世代は大丈夫だろうが、60歳以下世代は年金ゼロになるかも知れない厳しい時代が迫っている。“日本丸”はどこへ行くのか? “日本丸”再飛躍へ小手先でない大戦略を期待したい。例えば「個人金融資産2000兆円流動化」「英語第二公用語化」「移民受入本格化」など大戦略を!

追記:2月24日、中国の駐日大使の離任レセプションに招かれ「孔鉉佑大使お疲れ様でした パンダとトキ 友好・理解・共同」をレコチャで発表した。(02/28記)

心技体 信疑〇 柔らかくフワッと

スポーツ界では、心技体と言われる。技と体とともに心も重要という意味らしい。そこで考えた。人生で心技体に対する3文字は何か?と考えた。心は信、信ずることが重要だ。しかし丸っと信じ込んでは落とし穴にはまることもあるから、疑うことも必要だ。技は疑だ。信と疑につづく体は?いろいろありそうだ。
  待=結論を急がず、待つことも重要であろう。
  耐=山谷ある人生、耐えることも必要だろう。
  諦=時には諦めることも大切だろう。
  退=進むばかりでなく、退くことも求められよう。
  怠=励むばかりでなく、怠けることも生き方では。

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迷いの道を人は行く(銀座並木通りで撮影:筆者)

・・・ということで、人生を四角四面に硬く考えず思いつめず、柔らかくフワッと生きてゆくのも良いのでは?信疑待も信疑耐も信疑諦も信疑退も信疑怠も・・・も、それぞれの生き方! ほんわかほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。