VOICE

国献男子ほんわか日記171 中国駐大阪総領事館「新疆ツアー第一陣」大成功

国際協力実践家 小島康誉

中国駐大阪総領事館「新疆ツアー第一陣」が大成功をおさめた。コロナ禍の2021年末に総領事館が希望者を募ると1000名余が応募。22年3月には総領事館と新疆ウイグル自治区文化旅游庁がオンラインで「新疆は良いところ」を実施。同年4月に総領事館で開催された「新疆は良いところ」では約20人の男女がウイグル女性から民族舞踊を習った。本年6月18日、総領事館で挙行された「新疆ツアー第一陣壮行会」で、薛剣総領事(大使級)は「テロもあったが、政府尽力で今では安定し大発展している。自分の目と足で確かめられる新疆を発信ください」などと挨拶された。これらの活動には筆者も参加し挨拶もした。

6月19日、小学5年生から83歳までの男女20人が関空を出発し、9日間の旅を楽しんだ。同館の領事らが同行した。新疆ウイグル自治区の区都ウルムチを皮切りにトルファン・コルラ・クチャ・アクス・カシュを巡り、博物館・火焔山・民家・カレーズ・綿花畑・紡績工場・イスラム教寺院・旧市街・ナイトマーケット・世界遺産などを参観し、歌舞を楽しみ、人々と交流し、発展ぶりに驚いた。日本では「人民網日本語版」が報じた程度だが、中国では大量に報道されている。

“

中国駐大阪総領事館HP「新疆ツアー第二陣募集」での第一陣の様子

このツアーの意義は、コロナ禍後の日本から最初の新疆観光団であり、何かと誤解されている新疆ウイグル自治区の生活ぶり発展ぶりなどを一般市民が直に体験したことに尽きる。新疆については様々な報道がされているが色眼鏡的部分も多い。「百聞は一見に如かず」である。ツアー参加者がSNSなどで発信した生の新疆が広く伝わることと、より多くの方が新疆を訪問され「美しい新疆・楽しい新疆・美味しい新疆」を実感されることを期待したい。

筆者がレコードチャイナで発信した「中国駐大阪総領事館〈新疆ツアー第一陣〉、その意義と世界遺産」では、一行が参観した「天池」「高昌故城」「キジル千仏洞」など世界遺産の写真多数も掲載している。総領事館「新疆ツアー第二陣」も9月上旬に計画され、HPで上記写真や日程予定をそえて募集中。筆者も9月に再訪すべく準備を始めている。(07/18記)

暑い!流しそうめん食べたい!

元気にお過ごしの事とお慶び申し上げます。地球温暖化による異常気象が続いている。各地で記録的大雨、被害も続出。一方で連日の猛暑。この暑さ日本だけに限らない、中国人民網は「北京40度超え。トルファン52度」と、英BBCは「熱波続く欧州、来週には45度超えか?」と、米CNNも「デスバレー56度、ラスベガス47度予想」などと報じている。熱い!こんな時は「流しそうめん」食べたい!

“

日本縦断時に無人駅「西大山」で19/08/01筆者撮影

砂風呂で有名な鹿児島県・指宿が「回転式そうめん流し」発祥の地といわれている。指宿はJR指宿枕崎線の始発駅、3駅先がJR最南端の西大山。終点は鰹節で知られる枕崎。猛暑の今、狭いようで広い日本地図を眺めて一服の涼風を!貴方の故郷はどこですか?
  ♪うさぎ追いしかの山 小鮒釣りしかの川・・・♪ JRアチコチ4812㎞22880円念仏一人旅に興味おありの方は「ほんわか」の「青春18きっぷ日本縦断と世界遺産」笑覧ください。今晩は流しそうめんならぬ「普通のそうめん」食べるゾ。早く涼しくな~れ。本若ほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。