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国献男子ほんわか日記173 日本の不思議 英語ペラペラ外務大臣
国際協力実践家 小島康誉林芳正外相が各国首脳との会見や国際会議で、日本の考えを英語で主張する様子がTVなどで度々報じられている。世界の「共通語」といえる英語での発言は当然と言えば当然のこと。では、何故「英語ペラペラ外務大臣」が日本の不思議なのか? これまでの外相の多くは英語が苦手のようで、通訳を通じての発信が殆どだったから。日本語で話し、通訳を介して英語で発信するのと、大臣自ら英語で発信するのでは相手に「響く深さ」は大違い。共生・国際協力時代に「英語苦手外務大臣」も日本の不思議。次の大臣は果たして?
国立科学博物館が光熱費高騰で標本保管費不足と1億円をクラウドファンディング、即日達成し、翌日には4億円超え。国家予算114兆円の日本の「国立」機関が、何故「タッタ」1億円を募るのか? 一方で2021年度の国の税金の無駄遣いや不適切経理が、計310件、約455億円あったと、会計検査院報告書が岸田総理に昨年11月提出された。新型コロナ対応では病床確保のための医療機関への交付金で、32の機関が計55億円を過大受給していたと。1億円クラファンと455億円無駄使いのアンバラス! これまた日本の不思議。
営業終了ポスターと今も輝くネオン(撮影:筆者)
小さな不思議ご紹介。東京の観光地「お台場」は、江戸幕府が「泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も寝られず」で、築いた砲台場の一部である「第三台場」と「第六台場」近くの埋立地に各種施設が建設され観光地化した所。未完成に終わった「第四台場」跡の埋立地には東京モノレール「天王洲アイル駅」やオフイスビル多数。そのビル高層階で営業していた「第一ホテル東京シーフォート」は今年2月末で営業終了。シカシしかし1階玄関には今もネオンが煌々と輝いている。これも日本の不思議?
林外相は英語ペラペラ。当方は中国語チョッピリ、上海東方テレビの取材を日本語と中国語で一昨日受けた。今年は「一帯一路」10周年にあたり、その「シルクロード経済帯」の要衝である「新疆ウイグル自治区」について約2時間。10分弱にまとめ間もなく放送と。8月12日には日中平和友好条約締結45周年を迎えたが、低迷つづく日中関係にあって、日本人の国際協力が中国メディアで取り上げられるのは良いことであろう。(08/15記)
今が盛りと 枯れても咲く紫陽花
今日は終戦記念日。朝課で諸霊に誦経し、全国戦没者追悼式のテレビ中継に合わせて黙祷した。南無阿弥陀仏。戦争は今日も世界各地で。残念ながら人類の歴史は戦争の歴史。戦中生まれの拙僧は国際協力実践を細やかに続けるのみ。生命は人間だけでなく万物にある。数ヵ月前には皆が愛で、SNS・テレビ・新聞を賑わしたアジサイの花。立秋を過ぎた今、見向きもされない。写真を撮っていたら見知らぬ人から「何を撮っているのですか?」と問われ、「アジサイです」と答えたら、「ヘェ~」と呆れたような声。
小僧楽書:アジサイ君「見てくれ!この美しさ」(撮影:筆者)
アジサイ君「俺はまだ生きてるゾ!今が盛りだ」と。そうだソウダ!絶えず今が盛りなのだ。小僧も今が旬だ。枯れても花を咲かすゾ!本若ほんわか。