VOICE
国献男子ほんわか日記187 超大国アメリカの衰退が世界を変える
国際協力実践家 小島康誉米ニューヨーク・タイムズのネット記事「国が衰退しているのは明らか―それでも日本人の『平和ボケ』はいまも健在」(24/03/17)を読んだ。その通りと思った。そして日本人を「アメリカ人」に、平和ボケを「超大国ボケ」に置き換えたら?とも思った。ロシアによるウクライナ侵略戦争を止められず、イスラエルによるパレスチナハマス殲滅戦も止められないアメリカ。「超大国」時代のアメリカなら止められたであろう。今や中国などの追い上げと国内混乱で超大国ではなくなったといえる。
1958(昭33)年6月30日羽田空港返還、祝賀会前日の入口(24/03/18羽田にて)
日本を破り、日本を占領していたころのアメリカとは大違い。超大国だった時代の写真が羽田空港に展示され皆さんが撮っていた。羽田空港は終戦により米軍を主とする「連合国軍に接収された。(終戦直後の)昭和20年9月21日、48時間以内の強制立退き命令が出され、羽田江戸見町・羽田穴守町・羽田鈴木町の1321世帯2894人の住居や工場・穴守稲荷神社も取り壊された」と東京都大田区のネット記事「羽田空港対策の概要」が記している。沖縄では米軍票が唯一の法定通貨として1958年(昭33)まで使われた。
終戦直後から沖縄で使用されたアメリカ軍票、他に百円・千円札なども
そんな超大国アメリカも衰退が始まっている。トランプ氏が「アメリカを再び偉大な国に」と吠えまくり支持を集めている。超大国アメリカの衰退、国連の機能不全と相まって、世界は益々混迷を深めている。「21世紀は共生・国際協力の世紀」と言われているが、現実は程遠い。どうなることか? 心配するばかり。共生・国際協力を願い、老残微力を尽くすばかり。
付記:3月末で無効になるマイルを利用して畏友Campbell La Pun一家を訪ねて沖縄へ。帰りは空調トラブルで離陸遅れ、羽田1時間余延着。着後の機内放送「大館能代便、富山便、沖縄那覇便へ乗り継ぎのお客様は急ぎ地上係員にお申し出ください」と数回。「エッ!」と驚いた。那覇から飛んできてスグ那覇へ帰るとは!凄い人がいるものだ。ゴルゴ13か007のようだ。さらに付記:他地域では殆ど見ない「二千円札」(既に製造中止)が沖縄では盛んに使用されている。守礼門が描かれているから?(04/07記)
乱れも汚れも・・・
沖縄は水不足、11ヵ所のダム貯水率は50%を切り、節水が呼びかけられていた。雨乞いも行われている。北谷(ちゃたん)町でマンホール蓋をパチリ。どんな汚水か知らないが、いろいろ混ざり汚い水が流れているのだろう。
美浜アメリカンビレッジで撮影:筆者
世間には汚れ乱れが溢れている。若者が闇バイトで犯罪に加担。老国会議員が不出馬会見で記者に「バカヤロウ!」。ネットに溢れるダークパターン広告。有名人名での偽動画。あれやこれや理由をつけて他国の一般人を殺す国家指導者もいる。こんな乱れにも汚れにも対抗できない庶民。日々募るイライラ、頭はパンクしそう。固執せず流して生きてゆくしかない。世間様に迷惑かけないよう日々感謝して生きてゆくばかり。マンホール蓋のように「おすい」の上で波乗りして花を咲かせま~す。嗚呼ほんわかほんわか。