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国献男子ほんわか日記193 日本とフランス 対中外交の違い
国際協力実践家 小島康誉日中関係が冷え込んでいる。多くの人が一日も早い改善を望んでいる。冷え込みの要因は歴史問題・領土問題・処理水(中国では核汚染水と)問題、コロナ禍中の往来激減、そして米中対立などであろう。米中対立が何故、日中関係の冷え込みに繋がっているのか?日本は米国の同盟国として、巻き込まれているから。
米国は欧州31ヵ国とともにNATO(北大西洋条約機構)の加盟国。フランスも加盟国だが、対中外交は日本とは大違い。日本にとって中国は海を挟んで隣国、フランスにとっては大陸でつながり、間には多くの国が存在する。両国の中国に関する歴史も大きく異なる。両国の対中外交に違いがあるのは当然だろうが、日本の対中外交は米国寄り過ぎではなかろうか。フランスやインドのような独自色が求められるのでは?と思う。圧倒的な力を有する習近平国家主席との度々の外交が重要では?と思う。
歓迎レセプション資料と会費領収書
習近平国家主席の尊顔は二度拝した。一度目は2009年12月15日、国家副主席として来日時の日中友好7団体と日本華僑華人連合総会による東京での歓迎レセプションで。もう一度は11年4月24日、北京の人民大会堂で開催された清華大学建学100周年祝賀大会で。建学記念行事「ガンダーラからニヤ遺跡」写真展を同大学国際伝播研究センターの李希光主任と共同開催した関係で招かれた。胡錦涛国家主席を先頭に呉邦国、温家宝、贾慶林、習近平、李克强各氏の順で入場、挨拶されるのを20列目ぐらいで拝聴し、大祝賀宴にも出席した。習氏は清華大学の卒業生、13年3月に国家主席に就任。
2020年春、習近平国家主席の国賓訪日はコロナ禍で実現しなかった。昨年11月、岸田文雄首相と習近平国家主席の首脳会談で「戦略的互恵関係」「建設的かつ安定的な関係」を再確認。今年5月には岸田首相と李強総理が会談。関係改善へ動き出している。岸田首相(あるいは次期首相)の訪中と習近平国家主席の訪日が早期に実現することを願っている。日本にとって中国は重要な隣国、今こそ弱体化しつつある米国一辺倒外交から脱し多極的外交が求められるのでは? そのためにも日本政治の安定が必須要件だろう。(06/30記)
日本側隊長として嬉しい報道:「日本青年100人新疆参観・・・」と題して、創価学会代表団が5月末、新疆を訪れ「新疆博物館で1995年日中共同ニヤ遺跡学術調査隊が発掘し、20世紀中国考古学の偉大な発見のひとつ『五星出東方利中国』錦を参観した。それはシルクロードの繁栄と東西文化交流の歴史を物語っている。団員2人は『シルクロードの真実を見た。代々諸氏の努力に感謝。国・民族・言語を超えた文化交流が新疆で見られた』と感想を述べた」(拙訳)などと「人民網」(06/15)と「同日本語版」(06/19)が写真入りで報じた。
国際協力実践家として嬉しい報道:『人民日報海外版日本月刊』7月号が「シルクロードの大道を行く」と題して3頁。「もしも、前世や前前世があったとしたら、小島康誉氏は新疆で詩情豊かな四季を過ごし、肝胆相照らす友や心を寄せる女性がいたに違いない。そうでなければ、どうしてこの生粋の日本人が150回以上も新疆を訪れ、新疆を第二の故郷と公言し、死後は新疆の地に埋葬して欲しいと再三口にするだろうか。150回とは、とんでもない数である。遠く旅立った子どもは、一生のうちに何度故郷の土を・・・」で始まっている。
失敗また良し! イライラGood By!
コンビニ越しに富士山が写せると人気スポット化し、観光客が押し寄せ交通渋滞などで迷惑と、山梨県富士河口湖町が道に「見えなくするネット」を設置。すると「見るために穴があけられ」、また困り、丈夫な物に変更すると。東京都国立市で引き渡し目前の10階建てマンション、「富士山が見えなくなる」との苦情で大手業者「景観法上の不備はないが解体する」と発表。富士山の凄い力?が生んだ二つの「失敗」。そこで小僧も失敗をパチリ。
背景は新幹線名古屋駅ホームの広告
どこが失敗?小僧は落款を縦横間違え押して、重ね押し。人間に失敗はつきもの。自分の失敗は受け入れても他人の失敗には厳しいのが人の常。家族に、友人に、地域に、上司に、政府に、外国に・・・イライラや批判あふれる世の中、息苦しい。失敗もまた良いのでは?イライラ飛んでケ~。おおらかに、おおらかに。ホンワカほんわか。