VOICE
国献男子ほんわか日記196 戦争と平和 推し「始皇帝 天下統一」
国際協力実践家 小島康誉中国ドラマ「始皇帝 天下統一」をU-NEXTで観た。2020年12月から中国中央TVで放送され好評を博した《大秦赋》の日本語字幕版。45分×78話。総製作費160億円とか。U-NEXTネットに「秦の最盛期と始皇帝の生涯を忠実に描いた歴史ドラマ。徹底的な時代考証により甲冑や武器、攻城兵器などを再現し、迫力満点の戦闘シーン」と。全てを観おわるのに2ヵ月ほどかかった。古代中国・秦の第31代君主・嬴政(エイセイBC259-210)が中国史上、初めて中央集権国家を実現する壮大な物語。自らを始皇帝と称した。
「始皇帝 天下統一」の主要登場人物(U-NEXTより)
帝王・王妃・王母・大臣・宦官・将軍・兵士・策士・侠客・密偵・商人らが登場し、信頼・疑念・癒着・繁栄・飢饉・愛憎・暗殺・自決・策謀・賄賂・謀反・戦争・又裂き・・・盛沢山、見所いっぱい。驚いたのは帝王(写真中央)の生母(写真左端)は前王に嫁ぐ前は宰相(写真右2人目)の愛人で、王を生んだ後に偽宦官と密通し、子供2人を生み宮中で隠し育てる!度々登場する「偽情報を流す・賄賂で買収・スパイを送り込む」などは、21世紀の国際舞台でも。世界の現実は綺麗ごとだけではない。「始皇帝 天下統一」お勧めしたい。
見たようなロケ地だと思い、調べたら新疆ウイグル自治区の那拉提(ナラティ)や賽里木(セリム)湖などだった。草原が広がる美しい観光地、夏から秋がお勧め。なお始皇帝を描いた日本の人気漫画『キングダム』は2006年より連載が始まり累計1億部を超え映画化もされた。
感謝×写真25点お勧め:人民網日本語版が「日本の青年100人が新疆訪問し、新疆で中国の開放・包摂を理解した」などと6分動画で報じている。一行はウルムチやトルファンを巡り相互理解を深めた。新疆博物館では「日中共同ニヤ遺跡学術調査隊」が1995年タクラマカン沙漠で発掘した「五星出東方利中国」を参観。人民網は「20世紀の中国考古学の偉大な発見のひとつ」と報じた。同調査の日本側隊長として感謝しつつ写真多数を発信。 「写真特集20世紀の中国考古学の最も偉大な発見・・・」(レコチャ)検索ください。(08/11記)
人民網日本語版より
なんだ? この船! 疑問ありがとう
窓の外に変わった形、デザインの大型船。雨の中、東京国際クルーズターミナルに着岸した。晴れた瞬間にパチリ。ネットあれこれ開いて分かった。商船三井の新鋭LNG燃料自動車船「TURQUOISE ACE」78,300トン・全長192m。その右方には海上保安庁の測量船「光洋」。海の日に「次世代を担う子供たちに船と海を身近に感じてもらうイベント自動車船の船内見学会」のため着岸した。一度に7,000台運ぶことができ、二酸化炭素の排出を約25~30%、硫黄酸化物の排出を約98%、窒素酸化物の排出を約85%削減することが可能とか。
右方の船尾から自動車を載せる(撮影:筆者)
自動車船と測量船を見学した子供たちが大喜びしたとTVが報じた。コンテナ埠頭の向こうも東京湾、多数のヨットが見える。さらに向こうは千葉の臨海工業地帯。拡大してご覧ください。小僧はあれこれ疑問に思う。「なんだ?」を大事にしている。少しでも「若さ」を保ちたいと思う欲からでもある。本「若」ほんわか。