VOICE

国献男子ほんわか日記198 変わる時代 変わらぬ習慣 変化期待の日中関係

国際協力実践家 小島康誉

7月3日発行の新1000円札がようやく回ってきた。手元の旧札と合わせてパチリ。聖徳太子・伊藤博文・夏目漱石・野口英世・北里柴三郎、それぞれの分野で日本発展に尽力された方々。人物は時代を反映して選ばれている。また7月9日配信の「ほんわか」193で重要な隣国・中国との関係改善のため「岸田首相(あるいは次期首相)の訪中と習近平国家主席の訪日が早期に実現することを」と記したが、8月14日岸田首相が次期総裁選への不出馬を発表。カッコ内の「あるいは次期首相」が現実となった。これも時代変化の表れだろう。

01

歴代の千円札、番号700000・444444ご注目

1000円札と写した居酒屋の伝票に、割り勘金額も。別の店でのタブレット発注でも割り勘額が表示された。これらも時代変化の表れだろう。一方で居酒屋の隣席客、現金支払い。経産省発表によると2023年キャッシュレス決済比率は39.3%。つまり約6割が現金払い。習慣は中々変わらない。TVに50年前の漫画「アルプスの少女ハイジ」、幼女ハイジがブランコを楽しむシーンでは下着が大写し。今の時代なら採用されないだろう。JR東日本の特急停車駅・豊科でスイカ使えずビックリ。時代変化に乗り遅れ? 犬が始球式する時代に。

冷え込んでいた日韓関係は改善へ大きく動いている。夏の甲子園で韓国系の京都国際が優勝、さらに改善が進むだろう。日中関係は冷え込んだままだが、改善へ変化の兆しも。一日も早く改善へ変化が期待されている。昨日招かれた「日中文化交流・チャイナフェスティバル2024」開会式で、呉江浩大使や福田康夫元総理ら諸氏が「いろいろ課題もあるが、共に乗り越えてゆこう」と力強く挨拶された。会場への道端を中国人男女数人がゴミ拾いしていた。このような具体的行動を日中双方が積み重ねて、共に前進を!(09/08記)

人生には「ありがとう」が有ればよい

人生は幸せ探しの旅ともいえる。パソコンを整理していたら20数年前の絵手紙の写真が出てきた。三重県東員町の妻実家に居候していた頃だ。ニヤ調査報告書出版費用などで超節約生活。野菜炒めとカレーが得意料理だった。感謝しつつ超節約を楽しんでいた。

02 03

小僧楽書

生きてゆくのは難しい。イヤなこと悲しいこと苦しいことも多い。そんな日々でも「ありがとう」を見つけることが大切と思う。先日も名古屋からの新幹線満席、デッキで揺られ続けて品川へ、二日酔いと重なり嘔吐。小僧は「ありがとう」探しの天才、そんな嬉しくない嘔吐も「ありがとう」。不幸せ探しの天才もおられる、それでは辛くなるばかり。あれもこれも「ありがとう」と受け入れたら、日々楽しくなるのでは? 本若ほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。