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国献男子ほんわか日記200 祝!中華人民共和国成立75周年 ご愛読に感謝

国際協力実践家 小島康誉

拙ブログ愛読者の皆様の支持と配信いただいている太平洋ADCフォルテ諸氏の尽力で「国献男子ほんわか日記」も200回を迎えた。前身の「シルクロード国献男子30年」から約10年、心より感謝いたします。テーマは「国際協力で相互理解促進」と「すべてのすべてありがとう」の二本立て。引き続き笑覧下されば幸いです。拡散くだされば更に幸いです。

ご愛読感謝プレゼント:拙著『中国新疆36年国際協力実録』『21世紀は共生・国際協力の世紀』・「五星出東方利中国」錦ジグソーパズル・キジル千仏洞壁画マグネット・特製クリアファイル計5点セットを10名様に謹呈。詳しくは拙ブログ配信元・太平洋ADCフォルテのNEWSをご覧ください。

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力強く挨拶される呉江浩大使(撮影:筆者)

10月1日、中華人民共和国は成立75周年を迎えた。9月26日、中国駐日本大使館による祝賀レセプションに招かれた。ホテルニューオータニの宴会場には日本人、在日華人華僑、110ヵ国余りの大使・代理大使・武官など千数百人。自衛隊士官や中国の民族衣装で着飾った人たちも。厳しい日中関係でもありメディア多数。新中国75年発展の写真展のほか、経済・社会発展・科学技術革新のPR動画も流され熱気に満ちていた。

呉江浩大使は中国語で挨拶、日本語と英語がスクリーンに。新中国発展ぶり紹介に続き「中日双方は4点の基本文書を厳守し、戦略的互恵関係の包括的推進という両国首脳間の共通認識を実行し、新時代にふさわしい建設的・安定的な関係構築に共同で尽力すべき。中日両国は互いに重要な隣国。この百年の変化と世界情勢の激動に直面する中、中日関係の健全と安定を維持することは、両国の根本的利益と国民の切実な福祉にかかわり、地域と世界にとっても重大な意義を有している」などと力強く挨拶。深圳で襲われ死亡した児童へは「深い哀悼の意」が表され、各種メディアではこの部分が大きく報じられた。

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呉江浩大使挨拶の一部。この男性はSP(撮影:筆者)

公明党の山口那津男代表が祝賀挨拶。日中経済協会の進藤孝生会長挨拶の「安心で安全なビジネス環境が維持されることが大切」、日中協会の野田毅会長乾杯挨拶の「今までで最も厳しい局面だが再び戦火を交わしてはならない」部分を各種メディアが報じた。

このような祝賀会で上記のような発言が出て報じられるほど日中関係は冷え込んでいる。そんな中で「祝!中華人民共和国成立75周年」と記すことには反発もあろう。各種メディアには中国への批判があふれている。例えば筆者が9月15日レコードチャイナで発表した「次期総理大臣は訪米の前に訪中を!」に対して「中国とは国交を断絶すべき時期に来ていると思う。国家として認めておく必要もない」などとのコメントも。石破茂新総理はラオスで開かれるASEAN首脳会議に10月10~11日出席とか、是非とも日中首脳会談を!

日中関係が冷え込んでいる今こそ:冷静に長期的に立体的に捉えることが重要ではと思う。各種メディアの後ろ向き発信に引っ張られることなく、前向き行動が必要と思う。世界81億人は運命共同体だが、憎悪・対立・紛争・戦争が絶えない。だからこそ相互理解促進を皆で進めたい。筆者も今月下旬、新疆を訪問すべく準備を進めている。(10/06記)

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「深圳」艦上にて(撮影:深圳士官)

深圳つながり付記:人民解放軍「深圳」が東京・晴海ふ頭に寄港したのは2007年11月28日。筆者らは中国大使館から招かれ乗船した。驚かれるだろうから写真紹介。翌08年6月24日、護衛艦「さざなみ」が日中防衛交流の一環で広東省・湛江港に寄港し、四川大地震への見舞品・毛布や非常食などを届けた。一日も早くそんな時代に戻ってほしい。その「さざなみ」が9月25日、台湾海峡を通過し、中国側は反発している。

素晴らしい母校愛! 素晴らしい?親子関係

畏友・Y嬢より新5000円札を模したサブレやクリアファイルなどをいただいた。Y嬢の母校・津田塾大学の創設者・津田梅子が新札に描かれたことによる記念品。購入され知人友人に配布される、素晴らしい母校愛!国際協力金欠小僧は現物も欲し~い!仏様に供えY嬢の更なるご多幸を念じた。津田梅子(1864-1929)は6歳で日本初の女子留学生として渡米。女子英学塾(現:津田塾大)の創設者であり、女子教育の先駆者。

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一緒に写したのは2000円札の裏表。そんな紙幣あるの?と思われるかもしれないが、沖縄サミットの2000年に発行され、表面には首里城の守礼門が描かれている。全国的には殆ど見かけないが、沖縄では盛んに使用されている。裏面には紫式部と『源氏物語』の登場人物である光源氏と冷泉宮が描かれている。冷泉宮の父親は光源氏、母親は光源氏の義母、という複雑な関係。物語が書かれた約1000年前にはありふれた事だったのか? 本若ホンワカ。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。