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国献男子ほんわか日記207 “温故知新” 全力かけて
国際協力実践家 小島康誉銀座小十の奥田透氏からサイン入り『和の美 食の美 温故知新』(誠文堂新光社)を頂いた。10数年前にマンダリンオリエンタルでお会いして以来の畏友。料理界でよく知られた方だ。冒頭の「発刊宣言」に「日本の食文化の未来を明るく輝かしいものにするために、日本料理、天ぷら、鮨、蕎麦、うどん、和菓子など、わが国の料理業界を担う人材を応援する雑誌を発刊いたします。世界では日本食ブームと言われています。しかし、肝心の日本では、その料理の伝統を理解し発展を担う人材が枯渇し始めています」と危機感が記されている。
そして「メディアをはじめ、料理業界はフレンチ、イタリアンなどの西洋料理が大多数を占め、日本の調理師学校の卒業生の9割は、フレンチ、イタリアン、パティシエ志望が現実です。これでは近い将来、和食の基幹となる飲食店が衰退します。日本の食材の生産者、和包丁や砥石などの道具の職人、陶芸家、塗りや蒔絵の職人、日本酒や焼酎、煎茶などほかにも日本の地域に根付いた伝統文化、産業などに大きな影響が出ているはずです。つまり、日本の食の土台と根幹が大きく揺らぎ始めているのです」などと続いている。
日本料理や周辺業界の将来危機を団体でなく、一個人が「日本料理を日本文化を守りたい」と全力かけられる姿は敬服するばかり。山本征治(龍吟)、斎藤孝司(鮨さいとう)、石田知裕(膳司水光庵)、杉田孝明(日本橋蛎殻町すぎた)、前平智一(てんぷら前平)、吉川邦雄(一東菴)、平山周(浅草ひら山)、浅沼努武(天ぷら浅沼)、梅原大(江戸前芝浜)、リオネル・ベカ(エスキス)、櫻井真也(櫻井焙茶研究所)、澤田裕介(子の日)、山口真人(陶芸家)、長谷川浩一(はせがわ酒店)、あおい有紀(フリーアナ)各氏らが登場。安藤菜穂子氏作成「日本の料理と食物史」年表は特筆もの。クラファン「温故知新 レディーフォー」も実施中。『和の美 食の美 温故知新』夏号が楽しみだ。
「温故知新」はご承知のように中国の『論語』に登場する孔子の言葉。小僧はその中国で全力かけて日中相互理解促進に微力挺身してきた。主舞台が何かと話題の新疆ウイグル自治区でもあり、日本で中傷を受け続けている。新疆へ行ったこともない、研究したこともない人々が一面的情報に踊らされている、と感じている。本物の日本料理を食べよう。相互理解を進めよう。ちなみに『温故知新』写真のバックは新疆博物館の手提げ袋。(01/12記)
新札に願いをこめて初詣
大晦日は明治神宮、元日は増上寺。お参りさせていただいた。特大の賽銭箱を覗くと、硬貨に交じり新札もチラホラ。願いは「家内安全」「学業成就」「商売繁盛」「笑門来福」「運気上昇」「安産祈願」「延命息災」「懐妊成就」「豊作祈願」「立身出世」などそれぞれだろう。某大学の選手たちは箱根駅伝必勝を祈願していた。大吉・中吉・・・お神籤を求める人も多数。用意された柵に括り付ける方たちをパチリ。
皆々様の願いが叶いますように。幸せが到来しますように。ちなみに小僧は「世界が和やかでありますように」と「ジャンボ10億円が当たりますように」を願った。帰宅してジャンボ30枚を「当たると信じて」調べた。当たった!300円が3枚。あぁ~温めてきた「国際理解促進財団」設立は先送り!まぁコツコツやります。正月6日レコチャで配信された「日中関係2025潮目が変わった」が今年の国献男子コツコツ初め。ほんわかほんわか。
付記:上記配信での日中両国の国旗写真はレコチャがAIで作成、下線部分クリックされAIの実力をお確かめください。時代は超速変化!