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国献男子ほんわか日記217 新疆観光発展大会 華やかに開催
国際協力実践家 小島康誉昨夜、新疆ウルムチ・アクス・クチャなどでの2週間活動から帰宅。中国共産党中央政治局委員で新疆ウイグル自治区党委員会の馬興瑞書記に挨拶、新疆政府の艾尓肯・吐尼亜孜主席と会見、「新疆観光発展大会」で発表、第四回「シルクロード友好使者」受賞。また新疆文化和旅游庁書記・庁長・副庁長・文物局長・新疆博物館長・新疆档案館長らと各種打合せ。TV番組・ネット配信も交渉。さらに三五九旅団屯墾記念館参観し『王恩茂日記』日本語版寄贈、キジル千仏洞・民族楽器製作所・托木尓大峡谷・亀茲博物館など参観。

「新疆観光発展大会」での筆者と大型PPT画面(写真:主催者提供)
「新疆観光発展大会」とその一環の「2025新疆国際旅行業大会」は5月24~26日、クチャで華やかに開催された。内外約500人が参加し、新疆観光の振興について発展計画発表や契約が行われた。筆者は「新疆観光発展大会」でモルディブ中国大使に続いて、新疆各地の魅力を日本語と拙い中国語でPPT発表。「新時代の新疆は大発展した。新疆の人々の友人として、とても嬉しい・・・と小島氏がユーモラスな口調の中国語で話すと、参加者から歓喜の拍手と笑いが巻き起こった」(「中国日報」拙訳)などと多々報じられた。
各地で取材を多数受けた。ギッシリつまった日程での取材受けは疲れることだが、相互理解促進が少しでも出来ればと積極的に応じた。中国中央TVは京都・東京につづいて密着取材。「新疆観光発展大会」はネット生中継され世界で7,400万人が観たとか。

「新疆観光発展大会」で取材受け(撮影:楊新才氏)
新疆については様々な情報が流れている。出発前にも「中国企業が強制労働を行い、日本企業も関与している」などとのネット報道。事実なのか?現地で確認したのか?不確かな情報をベースにした発信ではないのか? 筆者は新疆各地、都会から農村まで43年間150回以上訪れ、人々と交流してきたが、強制労働を見たことも、そのような話を聞いたこともない。こう書くと「良いところだけを見せられている」「騙されている」・・・と反発されそうだ。これまでにも「中国の手先」などと非難されたこともある。
国内外の政治・経済・文化・スポーツ・芸能・・・でも不確かな情報、フェイクニュースがあふれている。それで稼いでいる人たちがいる。自身の目と足で確かめたことを発信してほしい。 山本リンダの歌に♪噂を信じちゃいけないよ♪とあるように、各種情報も信じきってはいけないと思う。複数の情報元で確かめることが大切と思う。(06/01記)
人生グルグル 喜怒哀楽
ここクチャへ初めて来たのは1986年。新疆の中心都市ウルムチからガタガタ道を揺られ揺られて、2日かかった。まさにTV「シルクロード」のイメージどおりだった。路上で子供が床屋を営み歯医者が露店営業していた。今では1時間のフライトで到着でき、人々は豊かになり、ビルが林立している。時代の変化を実感するばかり。

南湖広場で踊る人たち(撮影:筆者)
ロバ車が行き来した一帯には広場が整備され、人々が踊りを楽しんでいる。時代は発展しつづけている。観覧車がグルグル回っている。人生もグルグル回っている。喜も怒も哀も楽しい。世界81億人、心底楽しんで踊っている人もいれば、踊りで怒りや哀しみを抑えている人もいるだろう。小僧も人生グルグル喜怒哀楽。ホンワカほんわか。