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国献男子ほんわか日記221 万博・中国館「新疆ウィーク」大盛況!

国際協力実践家 小島康誉

赤字かと心配された大阪関西万博も盛り上がっている。中国館「新疆ウィーク」(07/15~17)に出かけた。テーマは「開かれた新疆・美しい新疆・未来の新疆」、開会式では紹介映像につづき、王建新新疆党宣伝部長、章書靖中国館長、薛剣駐大阪総領事、永野光万博協会国際局ディレクターが「新疆は好いところ」などと挨拶、スクリーンに映し出されたボタンを押しキックオフ。そして小僧も呼ばれて記念撮影。館内には「五星錦」模様のバッグなど特産品が展示され歌舞も披露された。別会場で経済貿易促進会も開かれた。

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小僧右が王建新部長、薛剣総領事(下の取材動画の一場面)

取材を受け、「五星錦」しおり・スカーフなどを頂き、新疆歌舞チームとも交流した。下の写真小僧左の女性「かつて小島新疆文化文物優秀賞で表彰された」と、ご縁にビックリ。文化文物界の諸氏への奨励金で1999年から400人余に提供した。
※「世博会中国館的微博視・・・」は305万回再生され、中国各地から「いいね」9000余。ありがたい。日・中・英語の動画にうつるヨボヨボ歩きの自分に「元気に歩け!」と自分で声援。

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撮影:小島聡子

前日、品川から会場直行、12時東ゲート殆ど並ぶことなく入場。中国館は長蛇の列、新疆ウイグル自治区政府顧問と名乗り即入館。月の砂やデジタル技術多用展示を人々が楽しんでいた。猛暑の汗と突然の雨でグッショリ濡れながら数館を参観。「新疆ウィーク」当日はカンカン照り、東ゲート9時入場指定に20分前から並び汗ダクダク、9時50分やっと入場。新疆歌舞チームへの万博土産を買い中国館へ走った。

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中国館(上)・大屋根リングからの眺め(下)

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二日間で会場アチコチ38,000歩、爺さん膝ガクガク。とにかく暑い熱い。会場に日陰は殆ど無く、日陰・ベンチのある大屋根リング下は大人気。食事処も満席。並ばず入れるパビリオンが休憩がてら人気を得ていた。暑さ対策万全にしてお出かけを。17日には王建新宣伝部長・陳雪亮副部長・李軍文物局長・許高勇教育庁副庁長ら「新疆ウィーク」新疆政府代表団6人とお台場でレインボーブリッジ眺めつつ天麩羅、盛り上がった。(07/27記)

現金のみです!

万博入場券・新幹線・ホテル一括セットで出かけた、手配されたビジホ近くで夕食。スパークリングワインを飲みステーキなどを楽しんで、クレカ出したら「現金のみです」。田舎ならいざ知らず大阪の中心地で「現金のみ」にはビックリ。妻と二人で現金を出し合い、なんとか足りた。ご承知のように万博は「現金一切不可」。

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ちなみに中国では道端の物乞いもQRコードをぶら下げていると言われるほどで、現金は殆ど使えない。進みすぎたキャッシュレスは外国人観光客に不便と、少し戻しているほど。こんなところにも日中の違いが感じられる。現金のみも現金不可も共に良し。ほんわかほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授などを歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。