VOICE

国献男子ほんわか日記40 大量写真・資料活動記録、10月出版めざして

国際協力実践家 小島康誉

前回のつづきです。睡眠けずって世界的文化遺産保護研究事業『写真・資料での活動記録集』準備中です。キジル千仏洞保存協力始めて28年後に世界遺産!ニヤ遺跡調査始めて7年後に中国の国宝中の国宝発掘!ダンダンウイリク遺跡で法隆寺壁画の源流壁画発掘!シルクロード新疆で国際協力36年間の実録。730点の写真・資料が語る日中共同の軌跡、といった内容です。A4約270頁。

万を超える写真・資料から選びました。初公開も多いです。表紙に使う写真の一部を紹介します。キジル保存・ニヤ調査・ダンダンウイリク調査・関連活動、それぞれの象徴的写真です。

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(撮影:浅岡俊夫・杉本和樹・楊新才各氏・筆者)

選ぶといっても分類が十分に出来ていないので、探し出すのに一苦労。編集も同様です。講演用PPTは100本ほど作成していますが、書籍編集に PPTを使うのは初めて、楽しみました。出版社のデザイナーに参画してもらいますが、基本的に小生案でとお願い済みです。「一帯一路」での国際協力の写真集、定価はなるべく安くと出版社と交渉します。

本号がリリースされる頃には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡」が世界遺産に登録されていることを強く願いつつ『写真・資料での活動記録集』頑張ります。

グチを言いつつ

毎号読んでいただきありがとうございます。もっともらしい事を書いていますが、浅学菲才小僧が駄弁っているだけです。笑ってください。

日々グチを友として励んでいます。上記『活動記録集』編集でも何度グチを言ったことやら。先日はPCへ入れたDVDディスクが取り出せず、大困り。 「ディスクが浮いたままでは挿入できないように造られていないのか!」とグチ。昨日は胃カメラと大腸カメラ検診、麻酔で眠っていて、診療ベッドから転落、顔面打撲。「転落防止手すりつけてよ!」とグチ。今日は畏友星つき料理人が銀座・パリにつづき出したニューヨーク店へ伺うべく予約していたツアーが催行中 止となり、旅行社へ返金手続きに行ったら、受付時と大違いの応対。「人数が集まらなくて中止したのはお宅でしょう!」とグチ。嗚呼ほんわかほんわか。

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小僧落書き:背景は東京海洋大学(撮影:筆者)

でもでもそのグチで体内マイナス思考を排出し、グチにつづく笑いでプラス思考に瞬間転化、している私です。グチ大歓迎。重箱隅つつき国会も三面記事中心報道もグチ大会と思えば腹が立ちませんね。嗚呼ほんわかほんわか。

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。