宮崎県小林市で一人前の猟師をめざして奮闘するドイツ人のアントニア・シュルト（Antonia Schult）さん。
　日本人が長い時間をかけ、自然との調和を構築してきた「里山」と言われる森や山の営みに魅力を感じて、2019年に日本政府のプログラムを通じて来日。市役所で国際交流員として働いています。
　しかし、実際に生活していくと、過疎化が進むなかで里山が荒廃し、イノシシやシカなどの野生動物が人里へ出没し農作物を食い荒らしているという現状が。
　アントニアさんは、何か貢献できないかと国際交流員の仕事のかたわら、小林市で猟師をめざすことにしました。猟師の高齢化が問題となるなか、久しぶりの若手猟師の登場。大きな期待が寄せられています。一緒に猟を行う猟師歴５０年のベテラン村川英機さんは、猟は獲物を討ち取るだけではない。自然の恵みに感謝し、いただいた動物の血肉を余すことなくいただくという日本ならでは猟師の精神をアントニアさんに伝えています。山のいのちを敬い、いただく。その精神を胸に、猟師の道を精進するアントニアさんの物語です。

【プロデューサー】永野浩史, 【ディレクター】金澤佑太, 【アシスタントディレクター】野村拓年

This time, we venture into the forested mountains of Miyazaki Prefecture to meet aspiring hunter Antonia Schult from Germany. Working to help restore the balance between humans and nature and stop wildlife from damaging crops, Antonia and her senior hunters pay respect to every life they take, as according to Japanese hunting philosophy, animals are precious blessings from the gods.（Referenced from NHK website）

【Producer】Hiroshi Nagano, 【Director】Yuta Kanazawa, 【Assistant director】Takuto Nomura

「Where We Call Home」Straming

（Referenced from NHK website）