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国献男子ほんわか日記84 新型肺炎打倒! 萎縮せず 自粛しすぎず

国際協力実践家 小島康誉

中国武漢から世界へ広まった新型コロナウイルス感染症。日本でも横浜へ着岸したクルーズ船の乗客・乗員 の感染が次々と確認され、運営会社が責任を持つべき船内での衛生管理に問題があったようですね。別ルートでの感染も各地で発生し、不安が広まっています。 安倍首相・加藤厚労相はじめ奮闘されている皆様、ご苦労様です。ありがとうございます。

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普段は人があふれる銀座歩行者天国もガラ空き(02/23)

影響は日本や世界の経済・文化・教育など多方面に広がっています。来日観光客は激減、日本人の国内移動も減少。昨年11月「ほんわか75」の末尾に「次々と建てられているホテルや民泊も大丈夫でしょうか?」と書きましたが、マグレにも当たってしまいました。

冷静に真剣に対応しつつ萎縮せず:大規模イベントが次々と縮小・中止されています。小僧へも小規模会合の延期・中止連絡が続々、不安は分かりますが、過度な反応は不要では? と素人は思います。萎縮は萎縮をよび、影響が拡大します。

自粛しすぎず:あれが中止になったから、自分たちも自粛しよう、となれば自粛が自粛をよぶ悪循環となります。小僧がフラフラ出かける方々も閑散、悲鳴が聞こえてきます。

新型肺炎打倒!「新型肺炎不安症」飛んでけ~。ドンドン出かけよう! 本日2月27日、全国の小中高校を3月初めから休校にと首相が要請するほどの非常時に、通りもしない法相不信任決議案や予算委員長解任決議案を出すのでなく、新型肺炎打倒へ前向きな国会を期待しま~す。

国際協力は「共生」:新型肺炎が猛威を振るう武漢 から政府派遣第1便で帰国した191人を16日間受け入れた「勝浦ホテル三日月」。消毒を終え3月1日から営業再開と報道。その「男気」を学び応援すべ く、4日から連泊を予約。ところが今日「予約が少なく初日のみ営業し、2週間ほど休業」と連絡あり、1日一泊で出かけます。ロビーには売店があるでしょう から、財布はたいて応援消費で土産を山と買うつもりです。7日はラグビー「東芝-クボタ」応援予定でしたが、こちらも延期となり残念!(以上02/27 記)

笑って働き食べ飲み出し寝る=拡散希望 

東日本大震災から9年。2011年3月11日、ニヤ遺跡調査に尽力いただいた真田康道佛教大学元教授を見舞い、京都への列車内の若者携帯会話「大津 波? 大本営発表だろう!」で知りました。駅のTV生中継で凄さに驚いた。新幹線は止まったまま、東京へ帰れたのは翌日。エレベーターも停まっていて、36階へ 駆け上がると妻が「震度5強。大揺れで怖かった」と抱きついてきた。本などが散乱していた。自粛ムードの中、老残微力応援を決意。

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東日本大震災2ヵ月後のいわき市薄磯地区

以来、義援金・ラジオで支援呼びかけ・現地で回向・避難所差入れ・応援購入・被災者や小僧の講演会などミニボラ度々。大震災2年後に出版した『あり がとう人生燃えつき店じまい』第7章「忘れないで! 東日本大震災」では400枚以上の写真で被災状況や復興ぶりを紹介。売上1冊につき500円を気仙沼仮設商店街「南町紫市場」へ寄付。また銀座「鮨から く」の美味鮨や古今亭志ん輔師匠の名人芸を出前公演。

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500円寄付明記の『ありがとう人生…』表紙 瀬川瑛子さんも被災者激励(以上撮影:筆者)

2015年3月、「ありがとう一日100回運動」有志213名様の協賛金をえて、「復興支援‐気仙沼を元気に!瀬川瑛子チャリティーコンサート」を 「南町紫市場」と開催。気仙沼市民会館いっぱいの1,052名様を招待し、瀬川瑛子ショーを楽しんでいただきました。その気さくな人柄もあり拍手と爆笑の 連続、皆さん大喜び。

この企画を呼び掛けた際「1口3,000円協賛いただいた方に『ありがとうクリアホルダー』30枚進呈、ホルダー代や通信費などは全て小僧持ち、ご寄付は全額『気仙沼応援』に使用」と案内しました。ホルダーでは黒色印刷だった「笑って働き食べ飲み出し寝る」をPCで色付けしたのが下です。

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古今東西の偉人達人の人生訓は山と。人生考えればキリがありませんが、究極「笑って働き食べ飲み出し寝る」に尽きると思います。「働き」は給料もらって働くことだけでなく、無給でも「人のために動く」ことを含んでいます。「出す」は知恵を出す、汗を出す、金を出す、大小便を出す。他は説明の必要はないかと。

人生を難しく考えず、簡単にとらえて笑って過ごす小僧です。「笑って働き食べ飲み出し寝る」図版、スマホ・PCに取り込んでいただき拡散希望します。悩んでいる方に届くことを願って。「新型肺炎不安症」の今こそ「笑って働き食べ飲み出し寝る」。嗚呼ほんわかほんわか。

 

1942年名古屋生まれ。佛教大学卒。浄土宗僧侶、国際協力実践家。66年「宝石の鶴亀」(後にツルカメコーポレーション・あずみと社名変更、現エステールHD)を起業。93年株式上場。96年創業30周年を機に退任。中国新疆へは82年以来、150回以上訪問しキジル千仏洞修復保存、ニヤ遺跡やダンダンウイリク遺跡を日中共同で学術調査するなど文化財保護研究・人材育成など国際協力を多数実践。佛教大学客員教授を歴任し現在は佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表、新疆ウイグル自治区政府顧問。編著『日中共同ニヤ遺跡学術調査報告書』『日中共同ダンダンウイリク遺跡学術調査報告書』『念仏の道ヨチヨチと』『新疆世界文化遺産図鑑』『中国新疆36年国際協力実録』『Kizil, Niya, and Dandanoilik』『21世紀は共生・国際協力の世紀 一帯一路実践談』「スタイン第四次新疆探検とその顛末」など。日本「外務大臣表彰」・中国「文化交流貢献賞」「人民友好使者」ほか受賞。